村山早紀氏の新作集『風の港再会の空』が発売
著名なシリーズ『桜風堂ものがたり』や『コンビニたそがれ堂』で知られる作家、村山早紀さんの新しい短篇集『風の港再会の空』が、2025年1月17日に株式会社徳間書店からリリースされます。この本は、空港を舞台にした5つの物語を通じて、出会いや別れを繊細に描き出しています。
空港という特別な場所
村山さんは、著者としてのコメントの中で、空港がどれほど人生を振り返る場所になりうるかを語っています。「人はそれぞれの時間の中を旅するように生きている。私たちはそれを日常の中で忘れがちですが、空港にいると自らの人生を意識することがある」と強調します。その広々とした空の下で、私たちは自身の夢や思い出、切なさと向き合い、そこから新たな奇跡が生じることを期待するのです。
各話の魅力
本作に収められているそれぞれの物語は、出会いと別れが交差する瞬間を描写しています。旅人たちが集まるこの場所で、それぞれの物語が結びつき、故郷や大切な人を想う気持ちが浮かび上がります。この短篇集は、さまざまな人生の瞬間を映し出した情緒豊かな作品であり、傷ついた心に温かい光を当てる内容となっています。
書籍情報
- - タイトル:風の港再会の空
- - 著者:村山早紀
- - 定価:1,870円(税込)
- - ページ数:232ページ
- - ISBN:978-4-19-865944-8
- - 発売日:2025年1月17日(金)
- - 出版社:株式会社徳間書店
- - 装画:水谷有里
この作品は、彼女が「読楽」に掲載した「風の港2」を加筆修正して改題したもので、物語の深みが増しています。
読者に贈るメッセージ
村山さんの作品を通じて、読者は空港での小さな奇跡や思いがけない再会を感じ取ることができるでしょう。日常から一歩離れた空港という特異な空間で、彼女が描く人物との心の触れ合いを通じて、自身の人生を振り返り、感謝の気持ちをもって未来へと歩んでいけるきっかけとなるかもしれません。
この新作が、多くの読者の心に残ることを願っています。ぜひ手に取ってその世界を体験してみてはいかがでしょうか。