高齢社員活躍講座
2025-06-30 09:03:53

高齢社員の活躍を促進するための新資格、産業ジェロントロジーアドバイザー講座開講

高齢社員の新たな可能性を引き出す「産業ジェロントロジーアドバイザー養成講座」



一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会は、2025年6月25日から企業の中で高齢社員を活かす実践者を育成する「産業ジェロントロジーアドバイザー養成講座」を開講します。この新しい資格講座は、今の時代に必要な高齢社員のマネジメント技術を学ぶためのものです。

日本の高齢社員の現状



現在、日本では65歳以上の労働者が約910万人に達し、労働力の約13.5%を占めるとされています。多くの高齢者が現役で働いているものの、企業の現場では「高齢者=生産性が下がる」との固定観念が根強く存在します。年齢による偏見(エイジズム)が感じられ、高齢社員が有する豊かな経験や知識が十分に活かされていない実情があるのです。

新しい働き方を考える



「高齢社員を人的資本として再定義する」ことが求められていますが、これには企業全体の理解と取り組みが不可欠です。しかし、管理職や人事担当者の中には、「高齢社員にどう接するかが分からない」「やる気を引き出せない」といった声も多く聞かれます。こうしたギャップや偏見を解消するために、本講座は高齢者マネジメントを専門的に学ぶ機会を提供します。

講座の概要



「産業ジェロントロジーアドバイザー養成講座」は、全7章から成り立っています。受講者はジェロントロジー(加齢学)の基礎を学び、さらに高齢社会における法の整備や介護との両立支援、多様な働き方、キャリア開発、健康管理など重要なテーマについて体系的に学習します。

この講座はオンライン形式で提供され、申込は2025年6月25日から開始されます。受講料金は33,000円(税込)で、修了試験に合格した受講者には資格認定が授与されます。詳細は協会の公式ウェブサイトで確認できます。

学ぶ意義



この講座を通じて得られる知識は、単に高齢者の理解を深めるだけでなく、受講者自身のキャリアデザインにもつながります。また、高齢社員とのコミュニケーション能力やマネジメントスキルも向上し、組織全体のシニア人材マネジメント力を底上げすることが期待されます。

今後の展望



協会では、この講座を企業の新入社員研修や階層別研修に導入し、すべての世代が互いに理解し合い、力を発揮できる職場の実現を目指しています。また、対面式のニーズに応えるプランも視野に入れており、2025年7月10日にはオンライン無料説明会を実施予定です。

まだまだ先の話かもしれませんが、高齢者の活躍が期待される未来を見据え、企業としての取り組みだけでなく、社会全体が高齢者を支える体制を築いていく必要があります。そのための第一歩がこの「産業ジェロントロジーアドバイザー養成講座」です。詳しくは協会公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会
住所
東京都文京区水道2丁目11-5明日香ビル一階
電話番号
03-5977-8573

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