日本の伝統が息づく冬の味覚、紙鍋会席
今年の冬、心温まる料理を堪能できる特別な会席が、京都東急ホテル内の京料理「たん熊北店 Directed by M.Kurisu」で提供される。2024年11月1日から12月30日までの期間、昼は「選べる紙鍋会席」、夜は「香縁紙鍋会席」として、四種類の具材を選べる紙鍋の魅力が楽しめる。食材には「クエ」「ふぐ」「金目鯛」「牛肉」の中から、お好みの一品を選ぶことができ、どれも調理長の自信作だ。
紙鍋の魅力と特製出汁の秘密
紙鍋をメインに据えたコース内容は、先付けから始まり、お造り、天ぷら、雑炊、水物と続く。これらの料理は、各具材の持ち味を最大限に引き出すために、調理長が厳選した特製出汁を駆使している。例えば、「クエ」は淡白ながらも、豊かな風味を持つその特性を生かし、骨から取った出汁と二番出汁をブレンド。ブドウ山椒のアクセントで、その旨味が引き立てられる。
一方、ふぐは手作りのポン酢で楽しむスタイル。シンプルな二番出汁を塩で軽く調味し、ふぐ本来の繊細な味が感じられるように仕立てられている。脂の乗った金目鯛は、ゆずの風味が作り出す深い味わいが特徴。最後の牛肉は昆布出汁をベースに、手作りの胡麻だれやポン酢で味わうことができる。こうした旨味を音楽のように調和させるのが、調理長の腕の見せ所だ。
会席料理の全体像
昼食の「選べる紙鍋会席」は、7,000円で提供され、手軽に冬の味覚を楽しめる。内容には、先付け、造り、紙鍋、天ぷら、雑炊、水物が含まれ、全体がバランスよく組み合わせられている。夕食の「香縁紙鍋会席」では、より贅沢な八寸、松茸入り茶碗蒸しが加わり、12,000円で提供。昼と夜、異なる趣向で用意されたこの会席こそが、旬の素材を活かした優雅なひとときを演出している。
心も温まる特別な環境
寒さが厳しくなる季節、紙鍋の蒸気が運ぶ温かさが、体だけでなく心も温める。京都を代表する食材をふんだんに使った贅沢な料理を味わいながら、何気ない日常から少し離れた特別な時間を過ごすことができるでしょう。
「たん熊北店」は、長い歴史を誇り、伝統を大切にしつつも、現代の感性を取り入れた繊細な京料理を提供しています。毎年変わる季節の旬に合わせたメニューで、訪れる人々を魅了し続けています。
店舗情報
詳細な情報やご予約は、075-343-3936まで。京都東急ホテルのB1Fに位置し、102席の広々とした空間には個室もあり、プライベートな場面でも大変便利。定休日は火曜日で、朝食も楽しめるので、朝のひとときにも訪れてみてはいかがでしょうか。
この冬、京都東急ホテルで心温まる料理を楽しむ贅沢なひとときを過ごしてみてください。