学生たちの努力が結実した瞬間
2023年11月30日、東京都千代田区のグロービス経営大学院は、全国のビジネススクールから126チームが参加した「日本ビジネススクール・ケース・コンペティション2025」(通称JBCC)で、優勝・準優勝・特別賞を獲得の快挙を成し遂げました。全ての最終審査進出チームがグロービスの学生であることも、学校にとっては誇らしい成果となりました。
JBCCは、MBA生が架空企業の経営戦略を競う場で、参加チームは経営環境や状況を分析した上で戦略を提言します。今年のテーマは「物流企業の代表取締役社長としての経営判断を行うこと」で、チームは買収提案に対する判断を模索しました。このような実践的な体験を通じ、学生は実業界で求められるスキルを身につけることができます。
グロービスの卓越したパフォーマンス
参加チームは全国から選ばれ、多くの審査を乗り越えてきました。本年度は17校から126チーム、計592名がエントリーしましたが、その中でもグロービスからは最多の11チームが予選を通過しました。それらすべてが最終選考に進出し、優勝を獲得したのは鈴木重嘉チーム、準優勝は林祐貴チーム、特別賞は渡辺信之チームでした。優勝した鈴木チームは、創業家を含む取締役への経営提案を見事に行い、文部科学大臣賞を受賞しました。
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鈴木重嘉チーム(優勝)
メンバー:鈴木 重嘉さん、大谷 拓さん、鳥越 純子さん、中居 久人さん、山本 晃平さん
林祐貴チーム(準優勝)
メンバー:林 祐貴さん、清水 隆太さん、兒玉 隆志さん、山本 洋一さん、齊藤 安珠さん
渡辺信之チーム(特別賞)
メンバー:渡辺 信之さん、助川 美奈子さん、和田山 嗣倫さん、吉田 茂樹さん
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3つのチームが受賞した結果について、グロービス経営大学院の君島朋子研究科長は「全賞を獲得できたことを大変嬉しく思っています。出場した皆さんはこの機会に多くの成長を遂げることができたと信じています」と感慨深く述べ、自らも多忙な中で支えてくれた修了生にも感謝の意を表現しました。
JBCCの意義と魅力
日本ビジネススクール・ケース・コンペティションは、学生が日々の学びを実践する場であり、ビジネススクール間の競争環境を作り出すために設立されています。今回は、最終審査まで進出した5チーム中全てがグロービス経営大学院出身であったことは、同校の教育の質を裏付けるものでもあります。
大会はビジネス界の問題をテーマにしており、実際の課題へ向けた戦略提言を行うことで、参加学生たちは理論と実践を結びつける貴重な経験をしています。
グロービス経営大学院の展望
2006年の設立以来、グロービス経営大学院は「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を掲げ、ビジネスリーダーを育成するために尽力してきました。国内外で多くのキャンパスを運営し、修了生は1万3,000人を超えていることからも、その人気と信頼が伺えます。
次回は2025年11月30日に行われる予定のJBCCでのさらなる活躍が期待される中、グロービス経営大学院が未来のビジネスリーダーを次々と輩出し、社会における変革をもたらすことを願っています。