フェニックス・シーガイア・リゾートがLGBTQ+評価でゴールドを獲得
宮崎県宮崎市に位置するフェニックス・シーガイア・リゾートが、LGBTQ+に関する取り組みで「PRIDE指標2024」において初めてゴールド評価を獲得しました。この評価は、企業や団体がLGBTQ+に関連するダイバーシティマネジメントを促進していることを示すものであり、特に注目されています。
PRIDE指標とは
「PRIDE指標」は、一般社団法人work with Prideが策定した評価基準で、企業等のLGBTQ+に関する取り組みを5つの指標で評価しています。これらの指標は、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)から成り、全てを達成した企業がゴールドの認定を受けることができます。シーガイアは、これらの指標をしっかりと満たし、ダイバーシティへの強い意識を示しました。
シーガイアの取り組み
フェニックス・シーガイア・リゾートでは、サステナビリティビジョンとして「ひとも地球も、元気にするリゾートへ」を掲げ、社会に貢献し続ける企業を目指しています。そのためには、以下の3つの重要課題(マテリアリティ)「製品/サービス」「人」「環境」に基づいて、それぞれの課題に取り組んでいます。
1. パートナーシップ宣誓制度の導入
2020年6月より、自治体発行の「パートナーシップ宣誓書受領証」を提示することで、戸籍上の性別に関係なく配偶者として認める制度を導入しました。これはLGBTQ+の方々に配慮した重要な施策です。
2. 宮崎市ALLY推進会議への参加
2021年に発足したこの会議には、教育や医療関係者など多様な分野のメンバーが参加し、性的少数者への理解を深め、差別や偏見の解消を目指しています。
3. 新入社員研修
2019年から新入社員に向けてLGBTQ+の啓発活動を実施しており、2024年には外部講師を招き、90分間の研修を実施する予定です。
4. 宿泊部リーダー対象の研修
お客様と接する機会が最も多い宿泊部のリーダー層には、Booking.comの「トラベル・プラウド」プログラムを活用して、オンライン研修を実施しています。
5. 九州レインボープライドへの協賛
ダイバーシティの理解促進の一環として、九州レインボープライドに参画し、イベント期間中は公式アカウントのアイコンをレインボー仕様にしています。
6. プライド月間の社内イベント
2024年6月に、社内イベントを初めて実施予定で、参加者から寄せられたメッセージを従業員食堂に展示するなどの取り組みも行われます。
成果と今後の方向性
シーガイアの取り組みは高く評価されており、運営する「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」は、LGBTQ+等の性的マイノリティカップルからも好評を得ています。これからも、サステナビリティビジョンをもとに、さらなる取り組みの強化を目指していきます。
フェニックス・シーガイアの取り組みは、社会に対する責任を果たしつつ、より良い職場環境を実現する大きな一歩となっています。
まとめ
これらの多彩な取り組みを通じて、フェニックス・シーガイア・リゾートはLGBTQ+への理解と尊重を深めています。今後も、社会に必要とされる企業を目指し、さらなる成長を続けていくことでしょう。
このような企業の姿勢が、他の企業にも良い影響を与えることを期待しています。