中高生の探究活動を地域で披露する「関西探究交差点」開催

中高生の探究活動を支える「関西探究交差点」の魅力

探究的な学習を通じて、10代の「やってみたい」を育てることを目指す一般社団法人e-donutsが、10月25日（土）に京都市中京区で「関西探究交差点」を開催します。このイベントでは、中高生が自らの探究活動の「中間プロセス」を地域の人々に披露し、対話を交えることで探究を深めることを目的としています。

探究の「途中」を大切に

「関西探究交差点」は、昨年度の「関西探究文化祭」に続く、中高生の成果発表の機会です。今年度は成果発表の過程を重視し、中間結果の展示に焦点を当てています。参加者は他校の生徒や地域の大人たちとの交流を通じて、フィードバックを受けたり新たなアイデアを得たりすることができます。これにより、探究活動の更なる発展や、次のステップへ向けた学びを促進します。

イベントの詳細

イベントは、自由度の高い形式で探究学習の中間成果を展示するブースを設け、来場者に見てもらうことで議論を深めます。各生徒は、ポスターやタブレット、制作物など様々な形で自分の探究を表現し、来場者との対話を楽しむことができます。

開催情報

- 日時: 2025年10月25日（土）13:00-17:00
- 会場: QUESTION（コミュニティ・バンク京信）
- 住所: 京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町
- 入場料: 無料
- 事前申込: 不要

出展テーマ例

中高生の探究活動には多様なテーマが用意されています。たとえば、規格外の野菜を使った商品開発や、お菓子商品の全国販売を目指す企画、オリジナルのエフェクター制作、音ゲームと勉強を組み合わせたツールの開発、中高生向けにすごろくを用いた保険教育など、様々なアイデアが展開されます。これらの展示は、見学者が直接生徒にアドバイスや協力の提案をしやすい仕組みが用意されています。

代表の思い

代表理事の藤原彪人氏は、京都大学経済学部を卒業後、様々な戦略策定に関わった経験を持ちます。自身の教育への思いから、2023年にe-donutsを設立し、若者たちの探究心を育てる活動に尽力しています。彼は、探究活動のプロセスを外部と共有する場が少ない現状を打破し、他校生や地域の大人と出会い、議論を重ねることが生徒の成長につながると考えています。心理的な抵抗感を乗り越え、学びと刺激のある機会を提供するために、イベントを多様な形で展開していく方針です。