従業員支援における新たな展開
株式会社インターネットインフィニティーは、健康寿命の延伸に向けたヘルスケアサービスを展開している企業です。最近、同社は「従業員の『介護ストレス』と『脳の健康』対策セミナー」に協力参加することを発表しました。このセミナーは、特定非営利活動法人issue+designとテオリア・テクノロジーズ株式会社によって主催されるもので、従業員が抱える介護と仕事の両立問題に焦点を当てています。
この講演は11月28日の16時から17時にオンラインで行われる予定です。昨今、日本社会では介護を行う「ビジネスケアラー」が増加しており、特に40~50代の世代が多くを占めています。これらの従業員が抱える「認知症」を持つ家族を介護する際の心理的ストレスは、仕事のパフォーマンスに直接的な影響を及ぼしています。その結果、年間約10万人もの人々が「介護離職」する 状況が続いています。
セミナーでは、まず「介護と仕事の両立支援」の必要性について触れ、介護が個人の問題ではなく、企業全体の取り組みとして捉える重要性が強調されます。これにより従業員の業務効率を改善し、離職率を下げる手助けができると考えられています。
次に紹介されるのは、定年延長に伴う「脳の健康」の重要性です。企業は、従業員の脳の健康管理が生産性と創造性に大きく寄与することを理解しなければなりません。加齢に伴う認知機能の低下や脳疲労による集中力の低下など、見えないリスクに備えることが企業の持続的な成長にとってもしばしば決定的となります。こうしたリスク管理の観点から、同セミナーでは科学的で実践的な解決策を提示します。
主な講師として、介護支援専門の吉井しのぶ氏が登壇します。彼女は慶應義塾大学を卒業し、介護支援の現場で多くの経験を積んできました。特に、企業向けの介護セミナーの講師を務め、さらに個別の介護相談にも対応しています。自身も現在家族を介護中の彼女から、実体験に基づく貴重な知見が得られるでしょう。
介護支援サービス『わかるかいごBiz』
また、株式会社インターネットインフィニティーは「わかるかいごBiz」という介護支援サービスを展開しています。このサービスは、従業員が抱える介護に関する負担を軽減することを目的に設計されています。具体的には、実態調査を行い必要な支援施策を検討したり、介護についての専門的な相談サービスを提供することが含まれます。さらに、介護セミナーの開催や、全国の介護事業所を検索できるウェブサイトも用意されており、幅広く課題解決をサポートしています。
このセミナーに参加することで、企業は従業員の生活をより充実させるためのヒントを得られるでしょう。介護と仕事の両立という喫緊の課題に、積極的に取り組んでいく企業が増えることが望まれます。オンラインで気軽に参加できるこの機会、ぜひお見逃しなく!