神奈川県三浦郡葉山町は、株式会社サンオータス、OpenStreet株式会社と連携し、7月19日からシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を開始することを発表しました。
葉山町は鉄道駅がなく、路線バスとタクシーが主要な公共交通機関となっています。町民の移動手段の選択肢を増やし、地域活性化を促進するため、シェアサイクル導入を決定しました。
サンオータスは、MaaS実装を念頭に、地域におけるモビリティサービスの提供に取り組んでいます。これまで神奈川県横須賀エリアや藤沢エリアで「HELLO CYCLING」の運営を行っており、葉山町へのサービス提供は、地域への貢献をさらに拡大する取り組みとなります。
OpenStreetは、「移動をもっと楽しく、自由に」をミッションに掲げ、全国でシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を展開しています。現在、電動アシスト自転車6種類と電動サイクルを提供しており、約350万人のユーザーに利用されています。
今回の連携により、葉山町は「HELLO CYCLING」のステーション数を増やし、町内だけでなく、近隣の逗子市、鎌倉市、横須賀市への移動も容易になります。
シェアサイクルサービスは、環境問題への意識が高まる中、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みとしても注目されています。葉山町では、公共施設3カ所を含む計4カ所にステーションを設置し、令和6年度の補正予算を活用して運営していきます。
利用者は、「HELLO CYCLING」アプリをダウンロードし、無料会員登録後、ステーション検索、自転車予約、決済までをアプリ内で完結できます。全国約8,500カ所のステーションで自転車の貸出と返却が可能で、利用したい時に、必要な時間だけ利用できます。
葉山町は、シェアサイクルサービスを通して、町民の利便性向上と観光振興を目指し、地域活性化を促進していきます。