地域のつながりをデジタル化！自治会支援システム『CHIKUWA!』が始動

地域のつながりを強化する新システム『CHIKUWA!』

バイザー株式会社が手掛ける新たな自治会・町内会運営支援システム『CHIKUWA!（チクワッ）』が、2025年2月に正式リリースされます。このサービスは、地域の情報発信課題に対処することを目的に開発され、すでに10の自治体で導入が決定しています。具体的には、愛知県高浜市や滋賀県大津市、岩手県久慈市などがその例で、このシステムを通じて地域のつながりがよりスムーズになることが期待されています。

『CHIKUWA!』の特色

『CHIKUWA!』は、地域に根ざしたコミュニティの運営をサポートするために考案されています。サービス名の「CHIKUWA」は「地区の輪」という意味が込められており、各地域において身近なつながりをデジタルな形で継続していくことに重きを置いています。これは、従来の回覧板をデジタル化することにより、さまざまな世代が利用しやすい自治会の運営方法を模索するものです。

高齢者にも優しいデザイン

特に注目すべきは、専用アプリの開発において高齢者への配慮がなされている点です。シンプルなデザインでありながら、視覚的にもわかりやすい大きなボタンやフォント、音声操作機能を搭載しています。これにより、高齢者も安心して利用できる環境が提供されています。

主要機能の紹介

『CHIKUWA!』には、以下のような自治会運営を効率化するための機能が備わっています。

1. 電子回覧板: 自治体や役員からの情報をアプリ経由で直接受け取れる機能で、アンケートを付加することも可能です。この機能により、情報の回覧や意見集約が簡単になり、手間が省けます。

2. 相談グループ: 特定の役員間で情報を交換できる機能で、会議のスケジュール調整やイベント準備などに役立ちます。

3. 共有資料: 総会の資料や防災マニュアルなど、運営に必要な情報を効率的に管理・共有できます。

さらには、安否確認機能やカレンダー、会費のオンライン決済など、多彩なサポート機能も充実しています。

地域のデジタル化を進める

バイザー株式会社は、すでに600以上の自治体で情報発信ソリューションを提供しており、『CHIKUWA!』は自治体との実証実験を通じて機能改善が行われています。これは、実際の利用者からのフィードバックを基にした改良が重ねられた成果です。

各自治体の特性に応じた導入方法も提案可能で、段階的な導入や災害時の情報配信などのニーズにも対応しています。地域のデジタル化を推進するために、バイザーは自治体と密接に連携しながら進めていく方針です。