無線設備規則改訂案について意見を募集中！最新の電波利用に関する重要な改正

無線設備規則に関する意見募集

総務省は、無線設備規則の一部を改正するための省令案について、今月26日から来月25日まで意見を募集しています。この新しい規則は、人体への電波の影響を考慮し、安全に電波を利用するための重要な指針となるでしょう。

意見募集の目的

特に、電波の人体への影響を評価し、無線機器が発する電波の強さを科学的に裏付けることが目的です。国際的な動向を考慮しながら、WHOのガイドラインも参考にし、最新の研究結果を基にした安全基準を整備します。これにより、我が国の電波利用の安全性が向上することが期待されます。

改正のポイント

今回の改正では、特に「吸収電力密度」の指標を新たに導入します。これは、無線設備の近くで使用される電波の強さを数値化し、特に高い周波数帯域における新しい安全基準を設けるためです。具体的には、6GHzを超える周波数帯に対し、吸収電力密度による指標を適用します。

さらに、6GHzから10GHzの周波数帯における測定方法も定められ、新たな規定が設けられることになります。これにより、携帯電話やその他の無線機器が発する電波の評価がより厳密に行われることになるでしょう。

意見募集の詳細

意見が募集される対象には、改正案に関連する法令条項のリストや併せて施行規則の詳細などが含まれます。具体的な内容は、総務省のウェブサイトで確認することができます。

意見提出期間は、令和6年9月26日から10月25日までで、郵送の場合は消印有効です。意見募集の結果は、その後、電波監理審議会に諮問され、これに基づいて改正が行われる予定です。