AI顔認証実証実験
2025-08-29 11:06:01

千葉県大型商業施設でAI顔認証の納品受付実証実験を実施

千葉県大型商業施設でAI顔認証システムの実証実験



2025年9月から約1か月間、千葉県内の大型商業施設でAI顔認証システムを使用した納品受付業務の効率化を目的とする実証実験が行われる。この試みは、現在の物流業界が直面する「物流2024年問題」とセキュリティ強化に対処するためのもので、業界では初めての取り組みとなる。

本実証実験は、納品代行や屋内の物流を手がける株式会社ワールドサプライと、画像認識AIを得意とするナブラワークス株式会社が共同で実施する。この実験によって、商業施設での入退館管理の効率と安全性の両立を目指している。

開発の背景と取り組みの目的



商業施設における納品受付業務は、しばしば暗い環境や混雑した場所で行われる。そのため、アナログな手続きに頼ることが多く、本人確認が不十分である場合や、受付での待機時間が長くなるといった問題が発生していた。これらの課題を解決すべく、ワールドサプライはナブラワークスのAI顔認証技術を活用した無人納品受付システムの開発に着手した。

このシステムは、初回登録のみでハンズフリーの入退館を可能にする「顔パス」機能を持ち、施設の省人化とセキュリティの強化を同時に実現することを目的としている。また、物流の2024年問題への対策として、新たな受付インフラの可能性も検討している。

システムの特長



1. 高精度のAI顔認証技術
この技術は、暗い場所や混雑した環境でも高い精度で本人を認識することが可能だ。マスクを着用していても、複数の人が映っている状況でも、安定した認識能力を提供する。

2. 手書き記帳の省略
一度の顔写真登録のみで、以後は端末に顔をかざすだけで入館証の貸出・返却が完了する仕組み。これにより、ドライバーの負担を軽減し、受付での待機時間を解消することができる。

3. デジタル化された受付情報管理
手書きの台帳に代わるデジタル管理システムを導入。このシステムは入退館の履歴をリアルタイムに記録し、不正利用のリスクを低減している。

実証実験の目的



本実証実験では、AI顔認証システムの認証精度や受付スピードの検証、不正入館防止の効果、受付業務の効率化、ドライバーの待機時間の削減を目指す。これにより、商業施設における入退館管理のスマート化と安全性の向上が期待される。

実施概要


  • - 期間: 2025年9月1日~9月26日
  • - 場所: 千葉県内の大型商業施設(施設名は非公開)
  • - 対象: 納品事業者
  • - 内容: 納品受付における認証精度やエラーの調査、手書き入退館から顔認証への切り替えによる受付時間の短縮効果を確認する。

今後の展望



この実証実験を経て、ワールドサプライは既存施設から新たな都市再開発プロジェクトにおける商業施設にもこのシステムを導入する計画だ。少子高齢化や労働力不足が進行する中で、物流業界も省人化を図り、クオリティとコストの両立を目指す。また、梅木社長と本島社長は今回の取り組みが未来の物流環境を創造する重要なステップであると強調している。

この新たな技術の導入が、実際の業務にどのように貢献するか、私たちも今後の成り行きを注視していきたい。電子化と無人化による物流業務のスマート化は、今後の商業施設運営にとって重要なテーマとなるであろう。


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会社情報

会社名
ナブラワークス株式会社
住所
東京都港区西新橋1丁目18-6​クロスオフィス内幸町 408号室
電話番号

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