オンラインコミュニケーション
2021-12-20 15:25:28
コロナ禍におけるオンラインコミュニケーションの実態と変化
コロナ禍におけるオンラインコミュニケーションの実態と変化
昨今、テレワークの普及に伴い、オンラインコミュニケーションがビジネスシーンにおいて一般化しています。これにより、メールやChat、web会議など多様な手段が利用されているものの、コミュニケーションの質や取りやすさには懸念が残ります。株式会社クオリティアによる調査をもとに、オンラインコミュニケーションの状況を探ります。
コロナ以前とコロナ禍後の変化
調査によると、コロナ禍の前と比較して、メールの利用量は約81%の人が増加したと回答しています。特に、68.2%の人が「どちらかといえば増えた」とし、実際に「非常に増えた」という人も12.7%いました。一方で、コミュニケーションの取りやすさに関しては、75%もの人々が「低下した」と感じています。年代別に見ると、特に40代と50代はコミュニケーションの質が下がったと感じる傾向が強いため、世代間のギャップが浮かび上がります。
さらに、コミュニケーションの質についても71%が「低下した」と答えており、効率的で円滑なやりとりが難しくなっていることが明らかになりました。報告・連絡・相談(報・連・相)のしづらさは63%にも及び、ビジネスパーソンにとって大きな課題となっています。
思わぬ珍事でわかるweb会議の実態
特にweb会議では、44%の参加者が思わぬ珍事に遭遇した経験があると答えました。具体的には、1位の「自宅のチャイム音」や、2位の「普段の家族の会話」など、生活感あふれる音や映像が流れてくることが多いようです。さらに、散らかった部屋が映ったり、子どもやペットが登場する状況も頻発しています。これらの状況は、参加者にとって微笑ましい一方で、ビジネスとしての真剣さが欠けてしまう場面でもあります。
オンラインコミュニケーションでの「あるある」
オンラインコミュニケーションには、さまざまな「あるある」があります。メールでは誤字や添付ファイルの忘れが、チャットでは書きかけで送信してしまうことが頻繁に見受けられます。web会議では、終了後の退出タイミングに悩む人が多いことがわかりました。こうした「あるある」は、テレワーカーたちの共感を呼び起こすことでしょう。
セキュリティの課題
さらには、オンラインコミュニケーションにおけるセキュリティのミスも看過できません。全体の34.6%が、誤って異なる相手にメールを送信したり、適切なファイル添付を行えなかったりしている状況が指摘されています。特にテレワーカーに多く見られるこの問題は、組織の安全性に影を落としかねない懸念材料です。
有名人やキャラクターとの関連
一方で、オンラインミーティングでドキドキする芸能人やスポーツ選手についての調査も行われました。「木村拓哉さん」や「大谷翔平さん」が名前を挙げられ、多くの回答が集まりました。テレワーカーたちの気分転換やインスピレーションの源泉として、これらの有名人が重要な役割を果たしていることが伺えます。
結論
全体を通じて、コロナ禍におけるオンラインコミュニケーションは確かに多くの変化をもたらしましたが、一方で多くの課題も浮き彫りとなりました。今後は、コミュニケーションの質を向上させるため、組織内部での工夫や取り組みが求められると共に、偶然の珍事も笑い飛ばせる心の余裕が大切ですね。
会社情報
- 会社名
-
株式会社クオリティア
- 住所
- 東京都中央区日本橋茅場町3-11-10PMO日本橋茅場町
- 電話番号
-
03-5623-2530