フィリピン大学がSmart BUSで持続可能な交通を進化
株式会社アセンブルポイントが製造・販売するEVミニバス『Smart BUS』が、フィリピンの国立大学フィリピン大学ロスバニョス校に納車されました。この納車式は11月27日に行われ、多くの関係者や現地メディアが集まる中、新たな交通手段についての共同声明が発表されました。
フィリピン大学ロスバニョス校は、広大な敷地を有し、これまで500台以上のジプニーが運行されていました。しかし、フィリピン政府がEV導入を推進し、環境に配慮した持続可能な交通手段の必要性が高まる中で、アセンブルポイントのSmart BUSが選ばれました。副学長のROBERTO P. CERENO氏は、EVバスの導入が実現したことを大変嬉しく思うと語り、3年間の準備期間を経てこの日を迎えられたことを強調しました。
また、アセンブルポイントの代表取締役社長、宮下崇氏もプロジェクトについてコメントしました。スマートバスの導入に関する相談が今年の夏にあり、約4ヶ月で実現に至ったことに、関わった全てのメンバーの熱意が大きかったと説明しています。彼の言葉には「未来ではなく、今必要とされる電気自動車を創る」という企業の理念が色濃く反映されています。新たな交通手段としてのSmart BUSは、フィリピン大学での利用が期待され、今後500台以上の導入も検討されているとのことです。
Smart BUSの特長
『Smart BUS』はスワッパブル式のバッテリー構造を採用しており、EVチャージステーションに依存せずに運行が可能です。これは、環境への配慮が求められる地域や、大型のEVステーションを設置することが難しい場所での運行に最適です。特にフィリピンを含む東南アジア地域では、このEVミニバスの導入が進んでいます。
アセンブルポイントについて
アセンブルポイントは「未来ではなく、今必要とされる電気自動車を創る」という理念のもと、電動ミニバスの設計から製造までを自社で行うメーカーです。日本の技術を基にフィリピンを中心に事業を展開し、ASEAN諸国や中東、アフリカ市場にも進出しています。さらに、同社はコンサルティング事業としても活躍し、電気自動車やMobility as a Service(MaaS)に関するサービスを提供しています。
新たなアプローチで進められるフィリピン大学の交通手段と、アセンブルポイントの持続可能な社会実現への取り組みから目が離せません。フィリピン大学ロスバニョス校を訪れる際は、ぜひSmart BUSに乗って、その利便性を体験してみてください。