宮崎牛赤富士
2017-09-29 10:01:14
和牛のオリンピック受賞!宮崎牛のフードアート「赤富士」
宮崎牛を使った絶美のフードアート『赤富士』
近年、和牛の最高峰として各地で高い評価を受けている宮崎牛。その中でも特に注目されているのが、和牛のオリンピックとも称される全国和牛能力共進会で3大会連続で最高賞を受賞した際に使用された肉を使ったフードアート『宮崎牛 赤富士』です。この作品は、肉の美しさを活かして富士山の景観を再現し、見る人々を魅了しています。
フードアートの精緻さ
『宮崎牛 赤富士』は、肉を素材としながらもそのリアルさを徹底的に追求した作品です。美しい山の形状や、山の裾野に広がる風景を肉の部位ごとの色合いで表現しました。また、山の周りに生い茂る木々の部分には実際の野菜が使用され、視覚的な美しさと食欲をそそる要素が詰まっています。全体で使用された宮崎牛の量は25.6㎏に及び、こうした大作を仕上げるために1日がかりの撮影が大型冷蔵室で行われました。肉が劣化することなく、作品としての美しさを維持するための工夫が感じられます。
撮影後、使用された宮崎牛はスタッフのお腹の中に収まり、美味しく味わわれたとのこと。これこそが、フードアートがただの美術品に留まらない理由です。
赤富士の意味とその美
赤富士とは、主に晩夏から初秋にかけて見られる富士山の朝焼けを指し、その美しさは古くから絵画のモチーフとして親しまれてきました。特に葛飾北斎の浮世絵『凱風快晴』は多くの人に知られています。この美しい現象は、見た人に幸運をもたらすと言われており、商売繁盛や厄除けにご利益があると考えられています。また、妊婦が赤富士を描いて贈ると子宝に恵まれるというジンクスもあり、多くの人々が赤富士にちなんだ特別な願いを込めています。
全国和牛能力共進会とは
全国和牛能力共進会、通称「全共」は、5年ごとに全国各地から選ばれた和牛が集まる大会です。和牛の改良成果を競うこの大会は、1966年から続き、51年の歴史を持ちます。出品される牛たちは、体型や肉質において厳選され、特に優れた和牛が最高賞に輝くことで、そのブランド価値が高まります。
この大会は開催県にとっても大きな経済効果をもたらし、観光や物産の振興に寄与します。宮崎牛もまた、全共での成績によってその名が全国に広がり、地域の誇りとしています。
宮崎牛の魅力
宮崎牛は黒毛和種として知られ、日本食肉格付協会による厳しい格付基準をクリアした肉。和牛の中でも特にその質が評価されており、5年前の全共で日本一に輝いた歴史を持ち、さらに2017年においてもその座を守り続けています。
会社情報
- 会社名
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宮崎県経済農業協同組合連合会
- 住所
- 宮崎県宮崎市霧島1丁目1番地1
- 電話番号
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