釜石市が脱炭素の先駆者に
2023年、岩手県釜石市が新たに注目を浴びています。株式会社ゼロボードが共同提案者として関与する「釜石版サステナブルツーリズムがつなぐ地域脱炭素プロジェクト」が、環境省による脱炭素先行地域に選ばれました。この選出は、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた重要なステップとなるでしょう。
渡慶次道隆の登壇
2025年1月15日に行われた第5回脱炭素先行地域選定証授与式には、ゼロボードの代表取締役、渡慶次道隆氏も登壇しました。式典には環境大臣の浅尾慶一郎氏や釜石市長の小野共氏など、多くの関係者が参加し、プロジェクトの意義と今後の展望が語られました。共同提案者としてのゼロボードの貢献が再確認されています。
地域の脱炭素に向けた取り組み
このプロジェクトは、2022年10月に釜石市と岩手銀行との3者で締結した地域脱炭素連携協定に基づいて進行しています。その中で、市内企業への脱炭素経営の促進や、公共施設の温室効果ガス(GHG)排出量の算定を行うことが主な目的となっています。
今後、釜石市は新しくワーケーション施設を整備し、こちらの施設におけるGHG排出量の算定や可視化をゼロボードのクラウドサービス「Zeroboard」を使用して行う予定です。この取組により、地域全体の脱炭素化が進むことが期待されます。
脱炭素先行地域とは
脱炭素先行地域とは、2050年にカーボンニュートラルを目指しつつ、地域特性に応じた温室効果ガス削減を実現する地域を指します。この取り組みは、民生部門のCO2排出を実質ゼロにするとともに、運輸部門や熱利用等でも削減を図りながら、日本全体の2030年度目標に沿った形で進められます。
ゼロボードの役割
ゼロボードは、テクノロジーを活用し脱炭素やサステナビリティ領域に特化したサービスを提供しています。ESG関連データの収集や管理、開示支援において多方面から地域と企業をサポートし、持続可能な社会の実現に向けた地域脱炭素への貢献を続けています。
今後の展望
この釜石市のプロジェクトは、単なる地域の枠を超えて、他地域に対するモデルケースとなることが期待されています。ゼロボードは引き続き、地域の環境問題解決に向けた取り組みを進めていく意向を示しており、国内外の企業向けに脱炭素に関するウェビナーを毎月開催しています。これにより、最新の脱炭素動向やソフトウェアの活用法を共有し、さらに広範なネットワークを形成していく見込みです。
これからの釜石市の脱炭素プロジェクトに目が離せません。
詳細は、ゼロボードの公式ウェブサイトや関連プレスリリースから確認できます。