来る10月2日から4日、幕張メッセにて「第22回 SMART ENERGY WEEK ~スマートエネルギーWEEK【秋】」が開催されます。このイベントは、「つくる」「はこぶ」「ためる」「上手くつかう」など、再生可能エネルギー関連の最新技術が一堂に会する総合展示会です。
本展は、日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラル達成に向けた取り組みの一環でもあり、約2兆円を投じたグリーンイノベーション基金が基盤となっています。この基金を元に、革新的な技術であるペロブスカイト型太陽光電池や、CCUS(Carbon Capture, Utilization and Storage)、さらに浮体式洋上風力発電やグリーン水素といったプロジェクトが進められています。
実際に、この秋の展示会では、500社以上の出展が予定されており、訪れることができるオーディエンスは約42,000名にのぼると予想されています。これらの企業は、エネルギー産業に様々な新しいアイデアと解決策を提供し、我々が直面しているエネルギー問題に光を当てます。
特に注目を集めるのは、H2 & FC EXPO(国際水素・燃料電池展)、PV EXPO(国際太陽光発電展)、BATTERY JAPAN(二次電池)など、各分野で最先端の技術が展示されることです。さらに、初開催となる「CCUS WORLD」では、CO2の分離・回収・利用・貯蔵技術にフォーカスし、環境問題への具体的な対策が明示されます。場所を移動しながら、さまざまな技術が体験できる場が提供されます。
加えて、「浮体式洋上風力 ワールド」も新たに登場し、日本の洋上風力発電のさらなる普及を目指した技術が展示されます。これにより、多面的なアプローチでのエネルギー問題解決への道筋が示されます。
また、展示会と並行して、業界の第一人者たちによるカンファレンスも開催されます。全100本以上の講演が行われ、各社の成功事例を学ぶ貴重な機会となるでしょう。業界関係者の方々だけでなく、一般の参加者も参加できるこの場で、専門的な知識を深めていくことが期待されます。
出展企業のリーディングカンパニーには、中外炉工業や三菱重工業、日揮ユニバーサルが名を連ね、その技術やサービスは既に多くの業界で評価されています。このような著名な企業が出展する中、今後の再生可能エネルギーのシナリオを一緒に創造していく場が、この「スマートエネルギーWEEK【秋】」です。
参加するためには事前の登録が必要ですが、来場者には入場料が無料で提供されます。これを機に、環境問題解決に向けたさまざまな技術やアイデアに触れてみてはいかがでしょうか。エネルギーの未来を見つめるこの機会をお見逃しなく!