新たな物流拠点
2025-09-22 17:18:26

マレーシアに完成した大型物流施設が持つ新たな可能性とは

マレーシアに完成した大型マルチテナント型物流施設



2023年9月22日、大和ハウス工業株式会社がマレーシア・セランゴール州に新たな物流拠点『DPLマレーシア シャーアラムⅢ』を竣工しました。この施設は、同社の海外最大の延床面積を誇る大型マルチテナント型物流施設です。竣工に伴い、セレモニーが開催され、その注目度の高さを証明しています。

大型物流施設に込められた期待



この新しい施設は、地上3階建てで敷地面積は60,742㎡、延床面積は156,122㎡にもなり、賃貸面積は115,420㎡に達します。これにより、最大で12のテナントが入居可能で、各テナントには充実したインフラが整備されています。特に、屋内型の高床式トラックバースが115台分用意されており、スムーズな荷物の搬入・搬出が可能です。また、テナント企業は個別の事務所を即座に利用開始できるよう整った内装が施されています。

今後の需要に備えた設備も多く、特にコールドチェーンへの対応が可能です。これにより、昨今増加している冷凍食品や生鮮食品などの取り扱いも見込まれています。

多様なニーズに応える立地



『DPLマレーシア シャーアラムⅢ』は、工場や物流施設が集中するエリアに立地し、周辺にはナショナルハイウェイへのアクセス良好なインターチェンジもあります。このエリアはクアラルンプールの中心部から27km、クラン港から24km、クアラルンプール国際空港から40km圏内という物流において非常に恵まれた立地条件を備えています。

特に、クラン港はアジア・中東・欧州をつなぐ重要な港であり、2024年にはコンテナ取扱量で世界第10位になる見込みです。これにより、DPLマレーシア シャーアラムⅢは国際的なサプライチェーンの中心的役割を果たすことが期待されています。

環境配慮と快適な労働環境



さらに、施設内の環境配慮も大きなポイントです。全館にLED照明を採用し、電力消費を削減するとともに、太陽光発電の導入も考慮されています。また、テナント従業員向けの屋内駐車場は、自動車484台、二輪車515台を収容可能です。安全性と利便性に配慮し、直通エレベーターも備えています。従業員用の祈祷室も設置されており、快適な労働環境が整っています。

今後の展望



大和ハウス工業は、マレーシアにおける物流事業の拡大を図っていく考えであり、今後も各国のニーズに応じた物流施設の開発を進めていく方針です。このような大型物流施設の整備が進むことで、地域経済にも良い影響を与えることが期待されています。

『DPLマレーシア シャーアラムⅢ』は、業務効率化や環境への配慮がなされた最新の物流施設であり、今後の成長が非常に楽しみです。


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会社情報

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大和ハウス工業
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