中高生の心の支え、AIスクールカウンセラー「放課後プラトニカ」
株式会社エクセリーベが新たに発表した「放課後プラトニカ」は、中高生のためのAIスクールカウンセラーです。このサービスは、2025年10月からベータ版の提供が開始予定で、現在はモニター校として3校を限定募集しています。具体的には、LINEを通じて24時間いつでもどこでも相談ができるため、忙しい中高生でも手軽に利用できます。
1. 「放課後プラトニカ」の基本情報
「放課後プラトニカ」は、現役のスクールカウンセラーや公認心理師・臨床心理士のチームによって設計されたサービスです。OpenAIの「ChatGPT」を活用したこのAIカウンセラーは、心理的安全性と共感性に優れた対話を提供し、生徒たちの悩みに寄り添います。特に、多くの生徒が抱える「相談室に行くのが恥ずかしい」、「深夜に相談したい」といったニーズに応える形で、AIによるサポートの必要性が強く認識されています。
2. 開発の背景
「放課後プラトニカ」を開発するきっかけとなったのは、スクールカウンセラー業務に従事している大橋代表が受け取った生徒たちの切実な声です。多くの公立学校では、非常勤のカウンセラーが限られた時間しか在籍せず、生徒が必要な時に相談できる環境が整っていない現状があります。「放課後プラトニカ」は、そんな課題に立ち向かうために生まれました。
3. サービスの特徴
- - LINE × ChatGPTによる対話型AIカウンセラー
専用アプリやアカウント登録は不要で、LINEを使って気軽に相談が行えます。生徒側の料金負担は一切なく、完全無料で利用できます。
現役のスクールカウンセラーが中心となり、実際のカウンセリングの経験に基づいた共感的な応答を実現しています。生徒にとっての“身近な存在”として機能します。
もしも危機的な状況や自傷行為の兆候が発見された際には、適切な支援を求めて関係者に連絡が行われる仕組みが組み込まれています。
4. 社会的意義と効果
近年、不登校やいじめ、自傷行為の増加が問題視されていますが、公立校の多くではカウンセラーが限られた時間しか在籍していないため、必要な時に相談できない状況が続いています。「放課後プラトニカ」はこの新たな相談インフラとして、早期介入や予防的な支援を実現しようとしています。生徒が深夜や休日にでも気軽に相談できることが狙いです。
5. ビジネスモデルと提供体制
全国の中学校や高等学校などに導入が考えられ、利用はLINEアカウントを通じて行います。導入方法は年額ライセンス販売で、相談内容は厳密な守秘義務のもとで管理されています。これにより、高い品質が保たれたサポートが実現されます。
6. 募集情報と今後の展開
2025年9月10日まで、モニター校の募集が行われており、興味のある学校関係者は公式サイトから応募することが可能です。抽選での選考となるため、早めの申し込みが推奨されます。
「放課後プラトニカ」は、放課後に気軽に相談できる、心を支える存在を目指しています。如果先生方や生徒の皆さんが相談しやすい環境を探しているのであれば、この新サービスをぜひ検討してみてください。