日本のデジタルトランスフォーメーションの現状
株式会社エクサが公開した対談動画では、「テクノロジーの力で結局日本はアップデートしたのか?」という根本的な問いを中心に議論が展開されています。この動画は、多くの視聴者にとって、現代日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)の状態を知る大きなきっかけとなるでしょう。
この動画では、コロナ禍の影響を受けながらも未だに残る課題に焦点を当て、DXに関連する現状を探ります。進行役の国山ハセン氏と、二人の経験豊富な識者、澤円氏(元日本マイクロソフト執行役員)と弊社代表の林勇太氏(元日本IBM、みずほ銀行常務執行役員)が参加し、それぞれの見解を交わします。
DXの現状と課題
映像の中で彼らが指摘するのは、日本企業が口にする「DX」という言葉と、実際の現場での取り組みとの間に存在する乖離です。澤氏と林氏は、日本の企業が本当にトランスフォーメーションを達成したのか、そしてその背後にある構造的課題について議論します。
特に注目すべきは、事業会社とSIerとの関係という点です。長年の経験から、彼らはこの二つの間に根深い問題があると嘴を尖らせます。この問題に直面している日本のDXは、どのようにして新しい形に変わることができるのでしょうか。
SIerの新たな役割
次に議論されるのが、SIerの存在意義です。彼らがどのように真のインテグレーターとしての価値を発揮するのか。そのために必要なステップと、責任の重要性について深掘りされます。特に、システムの構築だけでなく、顧客が抱えるビジネスの根本的な変革に貢献する姿勢が求められています。
AIとの共存
動画の終盤では、AI時代におけるDXの在り方にも触れられます。新しい技術が続々と登場する中で、どのように人材を育成し、技術を継承していくのかといった重要な課題が浮かび上がります。
エクサの代表、林勇太氏はこの議論を通じて、日本のDXが次のステージに進むためのヒントが多く得られたと振り返っています。彼は、単なるシステム構築を超えた、企業の本質的な変革への貢献の重要性を強調し、自社がその役割を担う意義を再確認したと述べています。
エクサの未来への展望
株式会社エクサは、JFEスチールを母体とし、キンドリルジャパンを親会社に持つITサービス会社です。先進技術を駆使してDXの推進を図り、上流から下流までのフルサービスを提供する「共創型サービスインテグレーター」としての役割も果たし続けています。
ビデオを通して、日本のDXの今後の展望や課題に関する考察、またエクサの未来像についても述べています。デジタル化が急速に進む今、彼らの対話は多くのビジネスパーソンにとって、貴重な教訓になるでしょう。エクサは、共に日本のビジネスをアップデートしていく仲間を心から歓迎しています。