NTTデータの新サービスでGHG排出量削減を支援！サプライチェーンの可視化が実現

NTTデータによるGHG排出量可視化プラットフォームの展開

企業の脱炭素経営が求められる現在、株式会社NTTデータは新たな一歩を踏み出しました。同社は、GHG（温室効果ガス）排出量を可視化するプラットフォーム「C-Turtle®」と、非営利団体CDP Worldwideの「CDPサプライチェーン・メンバーシップ」を組み合わせた新しいバンドルプランの提供を来年2026年上期につなげることを目指し、2025年9月17日から本格的に検討を開始します。この新たなサービスによって、企業はサプライチェーン全体のGHG排出量データをより効率的に取得・分析できるようになります。

サプライチェーンの透明性を高める

雪解け時期を迎えようとしている企業経営の中、環境への取り組みの重要性が増しています。このような背景の中、NTTデータとCDPの連携によって、サプライチェーン全体の排出量の可視化に主眼を置いたサービスが提供されることになります。この新しいサービスは、企業がGHG排出量を的確に把握し、改善するための強力な武器となるでしょう。

これまで、CDPが提供するデータは、企業がサプライヤーに環境データを提供するための「CDPサプライチェーン・メンバーシップ」を経由して管理されていましたが、NTTデータの「C-Turtle」プラットフォームとの組み合わせにより、回答データをシームレスに確認・分析することが可能になります。これにより、管理が煩雑だった従来の手法から、よりスムーズな運用が可能となります。

新プランの概要

このバンドルプランの大きな特徴は、メンバー企業が自社のサプライヤーにCDPへの回答を要求し、これを「C-Turtle」上で確認できる点です。つまり、サプライヤーのGHG排出量に関する情報を直感的に把握し、分析できるデータダッシュボードを活用できるのです。この新しい視覚化技術により、企業は時間を掛けずに重要な環境 data にアクセスし、意思決定を迅速に行うことができるでしょう。

具体的なメリット

特に、以下の3つのポイントが挙げられます。
1. 直感的なデータ分析: データを視覚的に確認できることで、経年比較が容易になり、迅速な意思決定が可能となります。
2. データ取得範囲の拡大: メンバー企業は、サプライヤーの削減目標値や計画など、より多くのデータにアクセスできるようになります。
3. 一貫した支援体制: GHG排出量の算定から削減活動の促進まで、サプライチェーン全体を包括的に支援します。

これにより、企業が持続可能な未来に向けた戦略をより具体的に描くことができるようになるでしょう。

今後の展望

今回の連携は、NTTデータとCDPにとって新たな一歩であり、両社は今後も企業の脱炭素経営を促進するための仕組みを強化していく方針です。環境意識が高まる現社会において、企業戦略における環境データの重要性は増しています。NTTデータは、CDPとの提携を通じて、企業が持続可能な経営を実現するための道筋を示していくでしょう。

このように、NTTデータの新しいバンドルプランは、企業のGHG排出量削減に向けた取り組みを一層加速させることでしょう。