ひとり旅の実態
2024-09-20 22:10:31

50歳以上の約9割が楽しむひとり旅の魅力と予算の実態

50歳以上の約9割が楽しむひとり旅の魅力と予算の実態



旅行を愛する50歳以上の層の中で急速に定着した「ひとり旅」。株式会社JTBパブリッシングが発行する月刊誌『ノジュール』は、その読者を対象に行ったWEBアンケートによって、ひとり旅の現状を明らかにしました。調査の結果は、ひとり旅においての移動手段、予算、必要なサポートなど、今後の旅行スタイルを知る上で貴重な情報となっています。

ひとり旅の経験率と推移



調査によれば、なんと87%の読者が「ひとり旅」をしたことがあると回答しています。この割合は、過去の調査に比べて明らかに増加しており、2013年の61%から2020年には73%に上昇しました。この変化は、新型コロナウイルスの影響により、ひとり旅への心理的なハードルが下がった結果とも言われています。これにより、「ひとり旅」は旅行スタイルの一部として確立されつつあるのです。

移動手段とその選択



ひとり旅において、主な移動手段として選ばれているのは公共交通機関で、実に67%の読者がこれを利用しています。特に女性による利用が多く、彼女たちは自由に行動するスタイルを好んでいます。一方で、マイカー利用は14%に留まり、自分の車での移動を選ぶのは主に男性が中心です。

旅の予算:日帰りと宿泊の違い



ひとり旅にかける予算についても興味深い結果が出ています。日帰り旅行では、55%の人が1万円以上3万円未満で、宿泊を伴う場合では42%が3万円以上5万円未満を選択しています。その一方で、贅沢を楽しむために5万円以上の予算をかける読者も36%おり、自由な時間を大切にする嗜好が見て取れます。多くの人が、美術館巡りや神社仏閣訪問、秘湯探訪といった、文化的で自然を感じられる活動を求めています。

ひとり旅における課題



しかし、ひとり旅には特有の課題も存在します。調査によると、最も多くの人が不便を感じる点は「荷物の管理」と「食事」です。荷物を移動させたり、トイレに行く際の不便さは、多くのひとり旅の参加者が共通して抱える悩みです。食事に関しても、入店しやすいレストランを見つけるのが難しい場合や、一人だと料理を分けることができず、選べるメニューが限られてしまうことが指摘されています。

大特集「和を学ぶひとり旅」



『ノジュール』の10月号では、“和を学ぶ”をテーマにしたひとり旅の特集が組まれています。内容には「日本の香×京都」や「日本庭園×島根」、さらには「金継ぎ×鎌倉・東京」など、各地域の文化を深く理解するための旅が紹介されており、旅行好きの人々にとって興味深い内容が盛りだくさん。日本文学研究者のロバート・キャンベルさんによる、日本文化を旅する楽しさについてのインタビューも掲載されています。

10月号は2024年9月末に発行予定で、定期購読が受け付けられています。書店では購入できないため、ぜひ特別な情報を見逃さないようチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
株式会社JTBパブリッシング
住所
東京都江東区豊洲5-6-36豊洲プライムスクエア11階
電話番号
03-6219-9200

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