ホテル1899東京の魅力
2018-12-20 10:01:11

ホテル1899東京のオープンで再定義されたブランディングと空間デザイン

ホテル1899東京のブランディングと空間デザインの魅力



東京に新たにオープンした「ホテル1899東京」は、過去と未来が融合した特別な空間を提供しています。龍名館が運営するこのホテルのブランディングには、デザイン会社ゲンスラーの創造性が色濃く反映されています。プロジェクトの開始にあたり、ゲンスラーは龍名館の理念を深く理解し、新たなブランドを構築するために協力しました。

このホテルは、最初に展開する宿泊施設として位置づけられ、「お茶と共に過ごすゆるやかな時間」を提供することがそのブランドコアに据えられています。日本の茶文化に根ざした体験を重視し、訪れる人々にお茶の魅力を五感で感じられるような工夫が凝らされています。

ゲンスラーのリードデザイナーである渡邉雄大氏は、「現代的に解釈される茶屋体験」をテーマにデザインを進めたと語っています。インテリアからロゴデザイン、サイン、グラフィック、アートに至るまで、一貫したブランドメッセージが流れる空間が作り上げられています。この統一感が訪問者に与える影響は計り知れません。

また、ホテルにはスーペリアダブルB-ENGAWAという特色ある客室が用意され、多様なニーズに応える設計が施されています。それぞれの部屋は高品質なおもてなしを体験できる場所として選ばれることを意識してデザインされています。

併設されたデリ&バルでは、お茶をテーマにしたメニューが展開され、宿泊客はもちろんのこと、外部の訪問者にも日本の伝統文化を身近に感じてもらうことができます。このように、「ホテル1899東京」はただの宿泊施設ではなく、文化体験の場としての機能を持つブランドです。

また、ゲンスラーについて言及しないわけにはいきません。1965年にサンフランシスコで設立されたこの会社は、世界中に48のオフィスを展開し、建築設計からブランド戦略、プロダクトデザインに至るまで幅広いサービスを提供しています。彼らの東京オフィスでは、日本企業はもちろん、多国籍のクライアントに対しても高度なデザイン提案を行っています。この強力なネットワークを背景に、今回のプロジェクトも成功を収めることができたのです。

「ホテル1899東京」は、訪日外国人や国内の若年層に向け、日本の茶文化をテーマにした宿泊体験を通して新たなライフスタイルを提案しています。お茶文化に根ざした新しい旅館体験を楽しむために、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。ブティックホテルとしての特徴を活かしつつ、各所に散りばめられた日本の美しさを発見できる場所です。

このホテルオープンにおいて、ゲンスラーが提案したブランディングは、単なる空間デザインを超えたものであり、今後の日本の宿泊施設の新たな形を示唆しています。これから続く「1899」ブランドの広がりにも、注目が集まること必至です。

会社情報

会社名
ゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナル・リミテッド
住所
東京都港区南青山 2-11-16Metlife 青山ビル2F
電話番号
03-6863-5300

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