LINEヤフーとJリーグが共同開発した防災企画
LINEヤフー株式会社とJリーグは、地域の防災意識を高めるための新たなプロジェクト「ソナエルJapan杯2024」を今年も開催します。この取り組みは、災害時に必要な知識やスキルを学ぶことを目的とし、ファンとサポーターがスマートフォンを利用して「ヤフー防災模試」を受験し、その結果に基づいてJクラブ間で「勝ち点」を競い合います。
参加の意義と過去の実績
「ソナエルJapan杯」は、SDGsの目標の一つである「住み続けられるまちづくり」に貢献することを旨としています。また、防災知識を啓発するという観点からも大きな意義を持っています。特に、東日本大震災から10年、熊本地震から5年を迎えたことから、地域の防災教育の重要性が再認識されています。
昨年の「ソナエルJapan杯」には8万人以上が参加し、記録に残る熱戦を繰り広げました。その結果、クラブ「V・ファーレン長崎」が3年連続の優勝を飾りました。今年は、1月に発生した能登半島地震や、宮崎県での震度6弱の地震の影響を受け、個々の防災意識の向上がますます求められています。
具体的な競技内容
「ソナエルJapan杯2024」の具体的な流れとしては、全60のJクラブが参加し、約3週間にわたって実施されるグループ戦が組まれています。ファンは、選択したクラブに応じて「防災模試」(速習編、地震編、台風・豪雨編)を受験し、その成績や各クラブのSNSでのアクションに基づいてポイントが付与されます。具体的には、模試で取得した点数に応じて勝ち点が変動し、さらに、SNS投稿をリポストすることでも勝ち点を獲得できます。
参加方法と特典
参加は非常にシンプルで、特設サイトで応援するクラブを選び、防災模試に挑戦するという流れです。開催期間は8月20日から9月12日まで。優勝クラブには盾が贈呈され、クラブに所属するファンも的一体となってその勝利を後押しできるチャンスでもあります。
「ヤフー防災模試」とは?
「ヤフー防災模試」は、地震や台風、豪雨などの災害に関する知識を身につけるためのコンテンツです。スマートフォンに特化したインタラクティブな形式で災害知識を学ぶことができ、誰でも簡単に参加可能な設計になっています。これにより、参加者が知識を深めることで、自分や周囲の人々の安全を守れるようになることが期待されています。
結語
地域に根ざしたこの取り組みは、サッカーを通じて防災意識の徹底を図るという画期的な試みです。多くのJリーグファンが参加し、共に学び、競い合うことで、より安全で安心な地域社会の実現に寄与することが期待されます。