呉徳昇が描く極楽の世界、銀座で彫刻作品展を開催

呉徳昇の彫刻展「極楽幻境」開催

2024年9月14日（土）から10月4日（金）まで、東京都中央区の銀座蔦屋書店にて、彫刻家呉徳昇の作品展「極楽幻境」が行われます。展示は同書店のインフォメーションカウンター前に設置され、入場は無料です。

還元される美しさ

呉徳昇は、彼の作品において玉石の美しさを追求し、人間の美、神話、伝説、自然界の生物をテーマにした彫刻を手掛けています。古代中国において玉石は富と権力の象徴とされ、様々な儀式で重要な役割を果たしてきました。本展では、特に貴重とされるホータン玉を用いた「楊貴妃」の像を中心に展示される22点の作品が並びます。

ホータン玉は中国の新疆ウイグル自治区の特定地域で産出され、その高品質から「真玉」とも称されています。そのため、呉徳昇の作品は一層の価値を持つことになります。

神秘的な雰囲気

作品の数々は、優雅な外観を持ちながらも、神秘的な雰囲気を醸し出しています。自然の水晶素材を用いたクリスタル作品の数々は、光を反射し、見る者の心をつかむことでしょう。呉徳昇が数年の歳月をかけて仕上げた繊細な芸術を、ぜひ現地で直接観ることをお勧めします。

販売情報

展示作品の販売は、展覧会の初日である9月14日（土）10時30分から開始されます。また、アートのオンラインマーケット「OIL by 美術手帖」では、9月17日（火）10時30分からの販売も行われる予定です。作品はプレセールスの状況によっては、展示会の開幕前に完売する場合もあります。詳細情報は、こちらのリンクでご確認ください。

呉徳昇のプロフィール

呉徳昇は1961年に上海で生まれ、幼少期より芸術に親しみを持っていました。中学卒業後、上海の玉石彫刻工場にて技術を学んだ後、1993年に「徳昇琢玉スタジオ」を設立。多くの受賞歴を持ち、中国における著名な彫刻家の一人として知られています。彼の作品は、国際的に評価され、現代アートの第一人者としての地位を確立しています。