環境配慮型の新しい地盤補強工法「SH-KPパイル工法」
積水ハウス株式会社は、兼松サステック株式会社と共同開発した新しい地盤補強工法「SH-KPパイル工法」を、12月1日より市場に提供することを発表しました。この技術は、環境への配慮を最大限に考慮しつつ、住宅の安全性を高めることを目的としています。
環境への配慮と国産材の利用
この工法は、間伐材などの国産木材を有効活用することで、林業の活性化やCO₂削減を図っています。「SH-KPパイル工法」は、木製の杭状の補強材を使用しており、一般的な鋼製やコンクリート製の補強材に比べて、環境負荷が格段に少ないことが特長です。
積水ハウスは、これにより、住宅建設における資源の持続可能性を向上させ、環境問題への具体的な貢献を目指しています。また、性能証明は2025年に一般財団法人日本建築総合試験所から取得予定で、その実績により、より多くの地盤条件でも使用できることが期待されています。
地盤補強の技術的な進展
「SH-KPパイル工法」は、地盤調査方法や杭先端の設計に工夫を凝らし、これまでの「環境パイル工法」よりも高い支持力を確保しています。特に、杭の先端を鋼製部材で保護することで、より硬い地盤に到達できるようになりました。これにより、地盤補強の適用範囲が拡大しました。
例えば、従来の工法では、支持層の判断が難しく、杭の支持力確保に問題がありましたが、新たな方法により、地盤の硬さを評価するN値を50まで可能にすることで、安全性を大幅に改善しています。
CO₂削減効果の実現
環境の観点からも、この工法は非常に効果的です。具体的には、従来の鋼管杭やコンクリート杭を使用する場合と比べて、戸建住宅1棟あたり約10トンのCO₂削減効果が見込まれています。これにより、住まいが環境に優しい選択肢となることが期待されています。
まとめ
この新しい地盤補強工法「SH-KPパイル工法」は、環境への負荷を減少させつつ、住宅の安全性を確保するための重要な技術革新です。積水ハウスと兼松サステックは今後も、より持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。最新の技術と国産木材を利用したこの工法が、今後の住宅建設における標準となることを期待します。積水ハウスと兼松サステックのホームページでは、この工法に関する詳細情報が提供されていますので、興味のある方はぜひともチェックしてみてください。