カラビナテクノロジー、「tra11y」で新たなアクセシビリティ支援
福岡県福岡市に本社を置くカラビナテクノロジー株式会社が、ウェブアクセシビリティを支援する新サービス「tra11y(トレイリー)」を2025年10月1日より提供開始します。このサービスは、システムやアプリ、ウェブサイトの開発や運用において、誰もが使いやすい環境を整えるためのリソースを提供し、特に高齢者や障害者を含むすべてのユーザーが情報を利用しやすくすることを目的としています。
ウェブアクセシビリティの重要性
ウェブアクセシビリティとは、すべての人、特に高齢者や障害者が、インターネット上の情報や機能をストレスなく利用できるかどうかを指します。カラビナは、これまでの開発経験や知識を活かし、企業や自治体が直面する多様なアクセシビリティの課題を解決するために、現状分析から要件定義、構築、運用まで幅広くサポートします。
サービス概要
「tra11y」では以下の2つの大きなサービスを提供します。
1. 既存サイト・システムのアクセシビリティチェックと改修支援
- - WCAG 2.0(Web Content Accessibility Guidelines)準拠を目指したアクセシビリティチェック
- - 改善提案書の作成と具体的な修正事項の提示
- - 実装に至るまでのサポートを提供
2. 新規構築・リニューアル時のアクセシビリティ対応
- - 要件定義、デザイン、開発、テストまでの一貫した支援
- - 運用マニュアルの作成および運用体制の構築
- - アクセシビリティ試験を実施し、その結果を公開
この新サービスは、特に2024年4月施行の改正障害者差別解消法に則った支援を行います。法律に従った合理的配慮の提供が求められるため、企業や団体は早急に対応を進める必要があります。
相談から実施までの流れ
お問い合わせ後、カラビナの担当者がヒアリングを行い、具体的な課題やニーズに応じてお見積もりを提示します。必要に応じて、ウェブアクセシビリティ対応の支援を始める流れになります。
アクセシビリティ推進活動の実績
カラビナは、アクセシビリティの普及に取り組む中で、どのようにして専門チームを設立するに至ったのかの背景も大切です。2023年から外部イベントへの参加やスポンサーとしての関与を通じて、どのような問題があるのかの情報収集を行い、ユーザーの声を反映させる形で社内の知見を高めました。この取り組みにより、より多くの企業がアクセシビリティ対応を進められる環境を実現しています。
最後に
「tra11y」という名前には、「trail(小道)」と「a11y(Accessibilityの略)」が込められており、誰もがアクセスできる道を整えることを意味しています。このサービスを通じて、全ての人々がより使いやすいウェブ体験を享受できるよう、カラビナは引き続き活動を進めていきます。
サービスに関する詳しい情報やお問い合わせは、以下のリンクからご確認ください。
tra11y公式サイト