AI CROSS、脳科学活用のVIE STYLE社に出資し新たな挑戦へ

AI CROSSが脳科学活用のVIE STYLE社に出資

近年、脳科学と情報技術を融合させた「ブレインテック」への関心が高まっており、AI CROSSのCVCであるAIX Tech Venturesが、ニューロテクノロジーを開発する企業、VIE STYLE社への出資を発表しました。この出資は、ブレインテックの発展を目指すもので、医療やヘルスケアのみならず、多様なビジネス分野への応用が期待されています。

ブレインテックの進化

脳科学の進展は、計測機器の小型化やAI解析技術の進化により、さまざまな分野に新しい可能性を提供しています。特にアメリカや中国では政府や大手IT企業がブレインテックに対して積極的な投資を行っており、日本でもこのような動きが加速しています。これにより、企業や研究機関が脳に関する新技術を開発し、ブレインテック分野での競争が激化することでしょう。

VIE STYLEの取り組み

VIE STYLE社は、脳活動をリアルタイムでモニタリングし、集中度やストレス、疲労を解析する技術を持っています。特に、「VIE ZONE」というイヤホン型脳波計プロダクトは、耳から脳波を取得し独自のAIエンジンで解析。満ちたり欠けたりするストレスを軽減し、仕事への集中を促すための音楽を提供します。この技術は、業務効率化やパフォーマンス向上のために非常に役立つと言えるでしょう。

また、VIE STYLE社は製薬企業や国立研究機関と協力し、新しい治療法の開発に取り組むデジタルセラピューティクスの研究も行っています。これにより、脳科学を用いた新たな治療法が社会に実装される未来が期待されます。

今後の展開

AIX Tech Venturesは、VIE STYLE社との連携を通じてAIエンジンの開発を支援し、ブレインテックの社会実装を推進していく計画です。また、同社が取得するデータを活用し、コミュニケーションやモチベーション支援に関するHR関連サービスを展開していく意向を示しています。

「味わい深い人生を〜Feel the life〜」を掲げるVIE STYLE社は、感性とウェルビーイングの向上を目指し、世界中の人々に豊かな人生を提供するためのサービス創造に邁進しています。一方、AI CROSSは、「Smart Work, Smart Life」の理念の下、テクノロジーを活用して業務と生活をよりスマートにするためのサービスに取り組んでいます。