絵本『ぎょうざがいなくなりさがしています』受賞の背景
イオングループの一員である株式会社未来屋書店が開催する「未来屋えほん大賞」が、第8回目の受賞作を9月1日に発表しました。この賞は、全国の未来屋書店の児童書担当者が選んだもので、未来まで読み継がれる絵本を育てることを目的としています。
その大賞に輝いたのが、玉田美知子さんの『ぎょうざがいなくなりさがしています』です。この絵本は、ユニークなストーリーとかわいらしいキャラクターにより、すでに広く注目を集めています。
絵本の内容
物語は、主人公のとしおくんが町内放送で「ぎょうざがいなくなった」と聞くところから始まります。彼はびっくりしながら、その理由を色々と想像し始めます。「ひょっとしてすいぎょうざと喧嘩して、泣きながらお店を飛び出したのかもしれない」など、子どもらしい豊かな想像力が描かれています。
逃げたぎょうざがどこへ行ったのか、としおくんの心の中で様々な物語が広がり、子どもたちも一緒になって興味を持つことでしょう。このように、作品は親子で楽しめる内容となっています。
受賞理由
未来屋書店の選考担当者は、各自が『ぎょうざがいなくなりさがしています』を推した理由について、「想像力豊かな発想が面白く可愛い」、「ぎょうざに関連した要素がストーリー全体にちりばめられ、親子でワクワクする」といった様々な声を寄せています。読み聞かせをする際には、子どもたちが大ウケすること間違いなしの一冊です。
絵本の魅力
本作は、単なるストーリーの展開だけではなく、ぎょうざという身近な食べ物をテーマにしている点も魅力の一つです。子どもたちがよく知っているぎょうざのキャラクターは、愛らしい表情をしながら動き回り、その様子に思わず応援したくなることでしょう。親子で楽しみながら語り合える内容に仕上がっています。
また、受賞のニュースが広がることで、多くの方々が本作に興味を持つきっかけとなるでしょう。未来屋書店が主催するこの賞は、過去にも多くのベストセラー絵本を輩出しており、著者にとっても大きなステップアップとなります。
受賞式のスケジュール
『ぎょうざがいなくなりさがしています』の贈呈式は9月6日に行われる予定で、玉田美知子さんもその瞬間を楽しみにしています。「多くの方にぎょうざを探していただけて、本当に嬉しいです。おいしい絵本を届けられるよう、これからも頑張ります!」と喜びを語っています。
今後もこの絵本がどのような反響を呼ぶのか、そしてさらなる作品にも期待が高まります。