鳥取大学医学部付属病院がLIMNO温湿度センサーを活用した研究成果を発表
最近、鳥取大学医学部付属病院の検査部による研究論文が発表されました。これは、株式会社LIMNOが開発したBluetooth 5.0 Low Energy対応温湿度センサー「LIMNO TEMP-tag」を駆使して行われたもので、その成果は一般社団法人日本臨床衛生検査技師会の学術雑誌『医学検査 Vol.74 No.2(2025)』に掲載されました。
研究の背景と目的
この研究は、「Bluetooth型温湿度センサーによる赤血球製剤の温度管理システムの検討」というタイトルで、医療現場における輸血機能評価の認定必須項目に関するものです。具体的には、自記温度記録計と警報装置を備えた輸血用血液専用保冷庫での、赤血球製剤の保管および管理についての技術を検討しています。
LIMNO TEMP-tagの技術
LIMNOが提供する「LIMNO TEMP-tag」および「LIMNO温湿度管理IoTソリューションシステム」は、温湿度管理技術の向上に寄与するものであり、その利点が裏付けられた形です。このシステムは温湿度センサーを中心に構成され、収集されたデータは中継機やゲートウェイを通じて、専用のタブレット「LIMNO Tab Funity」にて視覚化されます。
具体的な機能
- - データの可視化: 「LIMNO Tab Funity」は収集された温湿度データをダッシュボード表示やCSV形式でのダウンロードが可能で、ユーザーの利便性を確保します。
- - 24時間・365日監視: 設定した基準値から逸脱すると、登録された宛先に異常を知らせるメールが送信されるなど、安心して利用できるシステムが整えられています。
- - クラウドサーバーでのデータ管理: 特別な通信環境が必要なく、データの蓄積、加工、分析が容易に行えます。
- - 多様なニーズへの対応: HACCPに基づく温度管理、室内の温度管理、輸送物の温度管理など、幅広い用途に対応しています。
LIMNO TEMP-tagの特徴
「LIMNO TEMP-tag」は次のような特長があります:
- - 設置が簡単: 内蔵磁石やストラップホルダーにより、様々な設置方法が可能
- - 耐久性: 強固な筐体設計と防水性能(IP65対応)を誇ります
- - 広範な温度対応: -30℃から+70℃の幅広い温度範囲への対応
- - 通信の柔軟性: 中継機やゲートウェイを通じて、さまざまな環境での通信が実現されています。
今後の展望
この研究発表は、鳥取大学医学部付属病院における温度管理技術に対する取り組みを示す重要な一歩であり、医療現場における輸血管理のさらなる向上が期待されます。LIMNOは、引き続き高品質な製品を開発・提供し、医療業界のニーズに応える商品開発を進める方針です。
詳細な情報は、下記リンクをご参照ください。
医学検査 Vol.74 No.2(2025)
会社情報
株式会社LIMNOは、2023年に社名を変更し、タブレット市場で国内トップシェアを誇る会社へと成長しています。高品質な製品を提供し、様々な分野においてサービス価値の最大化を目指しています。詳細な会社情報は
公式ウェブサイトにてご確認ください。