VC-IPASとは?
特許庁が実施する「ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム(VC-IPAS)」は、革新的な技術やアイデアを基に新たに創設されるスタートアップを対象とした支援プログラムです。このプログラムの目的は、スタートアップが持つ知的財産(知財)を適切に保護し、競争力を強化することにあります。
スタートアップにおける知財の重要性
スタートアップにとって、知的財産はその事業の中核を成す最も重要な資産といえます。しかし、多くの場合、スタートアップは知財に関わる十分な知識やリソースを持っていないため、戦略的な知財戦略の構築が難しい状況にあります。結果として、せっかくの革新的なアイデアや技術が十分に活用されず、競争優位性を失う恐れがあります。
VC-IPASの概要
VC-IPASは、弁理士や弁護士等の知財専門家を派遣し、ベンチャーキャピタル(VC)を介したスタートアップへの支援を行います。具体的には、専門家がVCとの連携を強化し、投資前や投資後のスタートアップに対して、事業戦略に連動した知財戦略の構築を支える役割を果たします。これにより、スタートアップの成長を促進することを目指しています。
専門家チームの紹介
最近発表されたVC-IPAS2024では、31名の知財専門家が就任しました。彼らは各自異なるバックグラウンドと専門性を持っており、スタートアップが直面する様々な知財関連の課題を解決するために活動しています。
- - 青木孝博(アンダーソン・毛利・友常法律事務所/弁理士)
- - 安彦元(ミノル国際特許事務所/所長、弁理士)
- - 嵐田亮(弁理士法人シアラシア/代表弁理士)
- - 石井琢哉(セリオ国際特許商標事務所/パートナー弁理士、知財アナリスト)
これらの専門家は、スタートアップの特性に合わせた知財戦略を提供し、実際の事業展開に役立てることを目指しています。
さらなる情報と問い合わせ
プログラムに関する詳細情報や専門家のプロフィールは、特設ウェブサイト「IP BASE」にて確認できます。スタートアップ支援に関心のある方は、ぜひアクセスしてみてください。
お問合せは以下の連絡先にて承っております。
- - 住所: 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
- - 電話番号: 03-6213-1251(平日9:30-17:30)
- - メール: [email protected]
このプログラムを通じて、多くのスタートアップが適切な知財戦略を導入し、更なる成長を遂げることを期待しています。