婚活における年齢差の現状
近年、婚活市場には変化が見られます。その中でも特に注目されるのが、男女共に40歳が婚活の壁と言われる現状です。この現象について、結婚相談所マリーミーの代表、植草美幸氏が詳しく解説します。
年の差マッチングの減少
最近の芸能界では年の差婚が多く見られますが、一方で一般の婚活市場ではこの傾向が薄れつつあります。2021年のデータによると、初婚夫婦の年齢差は夫が約56%、妻が約24%であり、特に夫が年上のカップルでは56%が3歳差以内という結果が示されています。
つまり、全体の約7割が3歳差以内であることが分かります。このため、年の差を超えたマッチングを希望する場合、相手を見つける難しさが増しているのです。
年齢差の希望がもたらすリスク
年齢差が大きいカップルの存在に憧れを抱くことがありますが、実際には婚活現場には年上異性を希望する40歳以上の男女が多く集まっています。なぜこのような現象が起きているのでしょうか?まず、男女共に対等な関係を望む声が強まってきました。つまり、結婚後にお互いに成長し、家事や子育てを共に分担していきたいと考える方が増えているのです。
また、定年の問題も重要な要因です。一般企業に勤める男性が結婚し、子供が生まれた場合、子供の大学在学中に定年に達することがよくあります。このような将来を考えた時、経済的な負担を感じ、年の差カップルを選ぶことを避ける傾向があります。
男女共に40歳は婚活の壁
婚活現場においては、女性が年上のマッチングが増えているものの、女性が特に歳上のカップルは極めて珍しいです。マリーミーでは多数の成婚を手掛けていますが、女性が5〜6歳年上のケースはわずか、10歳以上は皆無です。これは、男性側の希望がかなり子供を望んでいることに加え、年齢に対する美意識の高まりも影響しています。
例えば、自分より若い相手と比べて外見が劣っていると感じると、婚活においては避けられてしまうことがあります。今や男女共に努力してお互いの美しさを求め合う時代なのです。
結論
結局、婚活の現場では、経済的な安定、価値観の一致、そして外見に対する意識が重要視されています。そして、40歳という年齢は、男女問わず一つの大きな壁となっていると言えます。婚活市場は常に変化しているため、この壁をどう乗り越えるかが今後の婚活における大きな課題となるでしょう。
最後に、結婚相談所マリーミーの活動が引き続き多くの人々に幸せをもたらすことを祈っています。結婚は人生の大きな選択であり、素敵なお相手と出会い、一緒に新たな未来を築くことができるよう、サポートを続けていきます。