ブルガリイル・リストランテルカ・ファンティンが贈る特別ディナーコースの魅力

東京青山に佇む「ブルガリイル・リストランテルカ・ファンティン」は、今年でエグゼクティブシェフのルカ・ファンティン氏が就任してから15周年を迎えました。その節目を記念して、特別なディナーコースが登場します。このコースでは、シェフが15年間の料理に対する情熱と技術を注ぎ込んだ全15皿を楽しむことができ、イタリアと日本の食文化の融合が美しい形で表現されています。

コースは、食材の本質を最大限に引き出すことに重きを置き、シェフファンティンの独自の料理哲学を反映しています。たとえば、初めの一皿「雲丹トマト」では、日本産の新鮮なウニがトマトのエッセンスによってその旨味を引き立てられます。この一皿は、自国の自然の恵みをダイレクトに感じることができ、コースのスタートにふさわしい料理です。

次にご紹介する「牡丹海老ズッキーニサフラン」では、甘みが強い牡丹海老とサフランの風味が調和し、イタリアの代表的な組み合わせが見事に再解釈されています。この料理は、まさにシェフのイタリアと日本の食材を巧みに掛け合わせたクリエイションの一例です。

その後も、「鮪ビーツ」や「アオリイカじゃが芋玉葱トリュフ」など、視覚的にも美しい料理が続きます。「アオリイカ」は、日本の包丁技術を駆使して生み出された繊細な食感が特徴で、トリュフの土の香りとともに味わうことができます。シンプルでありながら深い味わいの「帆立と根セロリ」も見逃せない一皿です。

そして、イタリアのクラシックをモダンに変換した「茄子キャビアバジル」や、松茸と温かいパスタが織りなす「タリオリーニ松茸」など、コースは多彩であると同時に、極めて洗練された印象を与えます。特に「ラビオリ南瓜パルミジャーノ・レッジャーノ」は、南瓜の甘さとパルミジャーノの希少さが共存する秋らしさを感じる料理で、シェフの凄腕が感じられる料理です。

最後の曲も感動的です。「鮮魚のペスカトーラ」は、蟹と魚介類を贅沢に使い、トマト、オリーブ、バジルのソースとともに最後の一滴まで味わう楽しみがあります。また、鹿児島産の豚肉と栗の組み合わせは、豊かな風味が口の中に広がり、アイディア次第でシンプルな素材がどれだけ奥深いものになり得るのかを示しています。

最後を飾るデザートには、日本のミルクをベースにした「ミルクのコンポジション」や、シェフファンティンの思い出が詰まった「ノンナのイチジク」、リモンチェッロの風味を添えた「柑橘」のソルベが登場。これらのデザートは、一連の料理の締めくくりとして完璧に調和しています。

シェフのルカ・ファンティン氏はこの特別なコースについて、「イタリアと日本という二つの豊かな文化の中で育んできた料理哲学と、食材に対する深い敬意が込められています。料理は単なる技術ではなく、食材の背景や物語を愛することで新しいインスピレーションを生むのです」と語っています。

この特別ディナーコースは、9月3日から9月28日までの期間限定で提供され、価格は30,800円（税別）です。美食の旅を体験するためのご予約は、ブルガリイル・リストランテルカ・ファンティンにて。御自身の味覚をさらに深めるために、ぜひこの機会を利用してください。

詳細な情報と予約は公式HPをご確認ください。