埼玉の空き家問題に新たな道を
最近の調査によると、日本全体で増加している空き家は、所有者にとって悩みの種となっており、「どうすればよいかわからない」や「誰に相談すればよいかわからない」といった声が多く上がっています。このような中、株式会社カチタスが埼玉りそな銀行と連携し、新たに空き家の流通を促進する体制を整えました。
株式会社カチタス(代表取締役社長:新井健資、本社:群馬県桐生市)は、中古住宅の買取再生事業でトップの地位を誇ります。そして、この度同社は埼玉りそな銀行(本社:埼玉県さいたま市浦和区、代表取締役社長:福岡 聡)との間に「空き家等の有効活用に関する連携協定」を締結。これにより、埼玉りそな銀行が提供するワンストップサービスに参加し、詳細なサービスが開始されることとなりました。
この協定の主なポイントは、埼玉りそな銀行が資産管理や相続相談を受け付ける中で、空き家に関する相談も行うという点です。具体的には、銀行から空き家の売却を希望する所有者の意向をヒアリングし、その情報を基にカチタスが現地調査や査定を行います。この流れにより、カチタスが空き家の売却を具体的にサポートする体制が整ったのです。相談対象は、埼玉県内に空き家を所有する方、または埼玉県内に住みながら他県に空き家を所有する方となります。
空き家所有者の声を聞く
実際のところ、空き家の所有者は信頼できる売却先を求める傾向が強いことが、カチタスの調査によって明らかになりました。調査では、「信頼できること」が最も求められる条件とされており、安心して相談できる窓口の存在が重要であることが分かります。今回の連携により、埼玉りそな銀行が空き家に関する相談窓口として機能し、カチタスが情報をもとに空き家の再生・流通を手伝います。これにより、所有者にとっての信頼できる相談先が増えることでしょう。
地域課題の解決に向けて
埼玉りそな銀行は2024年4月に空き家対策タスクフォースを設置し、空き家問題に積極的に取り組んできました。この連携によって、顧客に対して空き家の再生や流通をサポートする提案が可能となり、「日本一暮らしやすい埼玉」の実現に寄与すると表明しています。
今後もカチタスは、地域の課題解決に向けて金融機関と連携を強化し、空き家問題の解決に向けたの取り組みを進めてまいります。空き家問題は地域が抱える重要な課題です。今回の連携が、埼玉県内の空き家の流通を促進し、一人でも多くの所有者が適切に解決策を見つけられるようになれば、さらに充実した地域社会の構築に寄与することでしょう。