新ソフト登場
2019-05-23 10:59:42
高精度な測位を実現する新ソフトウェア「KLAU PPK-J Desktop for P4R」
新たな高精度測位を実現する「KLAU PPK-J Desktop for P4R」
2023年より、GeoLink Japanが提供するソフトウェア「KLAU PPK-J Desktop for P4R」が登場しました。このソフトは、Phantom4 RTK無人機に対応し、高精度な測位を実現することを目的としています。特に注目なのは、PPK(Post-Processed Kinematic)モードを活用することで、基地局とのリアルタイム通信を必要とせずに精密な測位データを取得できる点です。
PPKモードの利点は、無人機が飛ぶ範囲やデータの質を制限せず、障害に左右されない完全な測位情報を得ることができることです。この技術は、国際的な測量業界で信頼性と精度に定評のあるKlau Geomatics社との共同開発によるものです。
PPK方式の利点
PPK方式では、仮想基準点を利用した後処理キネマティック方法が採用されており、これにより得られる位置情報はRTKモードでの結果を上回る精度となります。また、数量的にも効率的にもメリットが多く、特に現場でGCP(Ground Control Point)の設置数を大幅に減少させることが可能です。
特徴1: 高精度な誤差範囲
「KLAU PPK-J Desktop for P4R」は、GCPを使用せずともXY座標で5cm、Z座標で10cm以内の誤差に抑えることができます。これにより、作業効率が大幅に向上します。
特徴2: モバイルステーション不要
PPKモードを利用することで、D-RTK2モバイルステーションの設置も不要となります。仮想基準点情報の自動ダウンロード機能により、無駄なコストをかけずに高精度な後処理補正が可能です。
特徴3: 位置補正機能
無人機の飛行中に起こる傾斜などの影響を補正する機能も搭載しています。この機能により、GNSSアンテナとカメラ間での位置のズレを最小限に抑え、正確な写真データを提供することができます。
特徴4: 測地系変換機能
ソフトウェアには、日本のジオイドモデル(GSIGEO2011)への変換機能も含まれており、より現実に即した測位情報を提供します。これにより、3D点群の復元やオルソモザイク画像の作成が円滑に行えます。
特徴5: スマートジオタグ機能
また、EXIFデータへの座標値上書きやその他の測量情報の記録を行うスマートジオタグ機能も実装されています。これにより、詳細な位置精度情報が得られ、処理結果の信頼性をさらに高めることが可能です。
特徴6: 独自のレンズキャリブレーション
GeoLink Japanでは、独自のレンズキャリブレーションサービスを提供しており、現場環境に近い条件でのキャリブレーションが行えます。これにより、全方向において±5cm以内の精度が保証されます。
販売情報
「KLAU PPK-J Desktop for P4R」の通常価格は40万円(税抜)ですが、特別キャンペーンとして6月末までに注文すると35万円(税抜)で提供されます。この機会を利用し、高精度な測位技術を手に入れてみてはいかがでしょうか。
GeoLink JapanはKLAU PPKシリーズの国内総代理店として、測量や地理空間情報に関連する課題の解決に取り組んでいます。ハードウェアとソフトウェアの両面から、より良いソリューションを提供していく所存です。
会社情報
- 会社名
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株式会社GeoLink Japan
- 住所
- 京都府京都市北区上賀茂岩ケ垣内町98-2
- 電話番号
-
075-706-5557