新刊『元・しくじりママが教える 不登校の子どもが本当にしてほしいこと』
株式会社すばる舎から、1月23日に新たな書籍『元・しくじりママが教える 不登校の子どもが本当にしてほしいこと』が発売される。この本は、不登校の子どもを持つ親に向けて、不安を軽減し、具体的なサポート方法を提供することを目的としている。
不登校の現状
最近の文部科学省のデータによれば、令和5年度の不登校の小中学生は約34万人に達し、前年から約4万人も増加している。特に小学生の不登校は約9年前の4倍に跳ね上がり、高校生を含む社会に出られない若者は約40万人にものぼる。このような状況の中、親子関係の悪化から生じる悲しい事件も多く報告されており、親たちは強い不安に苛まれている。
書籍の内容
本書の著者、鈴木理子氏は、自身の三女の不登校経験を通じて、親と子のコミュニケーションの重要性を学び、家族全体の在り方を見直す必要性を感じた。その中で得た知識と経験を基に、約600名の親子との対話から、不登校タイプ別の接し方を明らかにしている。
本書は以下の章立てで構成されている:
- - はじめに
- - プロローグにかえて~我が家の不登校騒動記~
- - 第1章: 不登校になったらどうする?
- - 第2章: 5つの行動傾向との向き合い方
- - 第3章: 親を苦しめている「呪い」の真実
- - 第4章: 不登校を解決する親と子の関わり方
- - 第5章: 親も子どもも自分らしい人生を歩む
- - おわりに
特に、第3章では多くの親が持つ「呪い」とは何かを考察し、それにどう対処すればよいかを示唆することで、親の精神的負担を軽減する内容となっている。。
親子双方の未来を見つめる
鈴木氏によると、本書は単に不登校の解決策を提供するだけでなく、親自身が自らを見つめ直す機会も与えるものになっている。家庭が笑顔を取り戻すために、親もまた自分自身の在り方を見直す必要がある。受講した約600名の親子の中で、多くが笑顔を取り戻し、93%が復学・就職の成功を収めたという。
経験豊かな著者
鈴木理子氏は、一般社団法人家族心理サポート協会の代表理事を務め、国際線客室乗務員を経て、親子のコミュニケーション支援に尽力してきた。彼女は自身の経験を踏まえた独自のアプローチで、多くの親から高評価を得ている。
この書籍は、不登校に悩む多くの家庭にとって、希望の光となる一冊である。不安な毎日を送る親御さんたちに向けて、実践的なアドバイスをお届けする本書を手に取ることで、新たな気づきが得られること間違いなしだ。
書籍情報
- - 発行: 株式会社すばる舎
- - 著者: 鈴木 理子(スズキ リコ)
- - ページ数: 224ページ
- - 価格: 本体1,500円+税
新たな時代の親子関係を見直し、未来へ向かうための道しるべとして、本書を活用してみてほしい。