希望の光を届ける、乳がん経験者のリアルな声
2025年6月7日、キャリアトレイル株式会社は「がん=絶望」という偏見を打破し、乳がんと向き合う人々にエールを送るべく、10人の乳がん経験者のインタビュー集『働き盛りに乳がんになって不安なあなたへ』の出版プロジェクトを発表しました。このクラウドファンディングは、7月6日までの期間限定で行われ、目標金額は200万円です。
がんと共に生きる社会を目指して
近年、がんに対する理解が広まる一方で、実際にがんと診断されたときに感じる不安はやはり大きいです。国立がん研究センターによると、2020年のデータでは女性の乳がん罹患者は91,531人とも言われ、40代後半からの罹患率上昇が顕著です。生存率が比較的高い乳がんですが、それでも多くの人が職場や家庭での生活に不安を抱えています。
株式会社の代表、山本桂子氏は、自身も癌を体験したサバイバーとして、その思いを強く感じています。「仕事を続けたい、でも体調が…」。彼女は、がんと戦う中で自分自身の生き方を見つめ直し、職場の理解を得ることで復職を果たしました。 これは、同じ悩みを抱える人々にとって、大きな励みとなるでしょう。
書籍の特徴
この書籍の魅力は、10人の乳がん経験者のリアルな体験談にあります。それぞれのストーリーが、がんという試練をどう乗り越え、自分らしく生きているのかを描いています。また、乳腺専門医や臨床心理士によるコラムも収められる予定です。これにより読者は、闘病生活だけでなく、いかに前向きに生きるかの知恵や勇気を得ることができるでしょう。
クラウドファンディングの魅力
プロジェクトの資金は、出版費用や撮影代、運営費などに充てられます。特典としては、お礼のメッセージに始まり、書籍やオンライン相談、出版記念交流会への参加、さらには限定Tシャツの提供など、多彩に用意されています。これにより支援者にもプロジェクトに参加しているという実感が得られるでしょう。
誰のための本なのか
この書籍は、がんと闘う人々だけでなく、家族や友人への理解を深めたい方にも大いに役立ちます。また、希望のメッセージが詰まったこのプロジェクトが、多くの人に届けられることで、社会全体としてのがんへの理解も促進されることでしょう。
今後の展望
プロジェクトは、2026年3月の出版を目指しております。現在はインタビューが進行中で、7名のインタビュー者が決定しています。彼らの声を通じて、がんと共に生きる大切さや、日常生活の中での小さな幸せを見つけることの重要性が語られることでしょう。
今、私たちにできるのは、これらのストーリーを広めることです。がん患者に寄り添い、共感することで、多くの希望を生み出すことができるのです。ぜひ、このプロジェクトに参加し、温かいメッセージを届けましょう。
詳しい情報は、
プロジェクトページをご覧ください。