協同組合とSDGs:ディーセント・ワークを巡るシンポジウム開催
2025年の国際協同組合年に向けて、日本では協同組合がSDGs(持続可能な開発目標)に貢献するための活動が活発になっています。その一環として、2025国際協同組合年全国実行委員会は、協同組合がどのようにこれらの社会的課題に取り組んできたのか、そして今後の展望について探求する連続シンポジウムを開催しています。次回、第2回目のシンポジウムは5月15日(木)に「協同組合とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」というテーマで行われることが決まりました。
シンポジウムの基本情報
本イベントは、東京都新宿区の家の光会館にて、ハイブリッド形式(会場参加とオンライン参加)の両方で行われます。午後2時から開始予定で、開場は午後1時30分です。参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
予告されている講演者と内容
シンポジウムでは、次のような講演が予定されています。最初に、国際労働機関(ILO)の駐日代表である高﨑真一氏による「ディーセント・ワーク実現に向けた現状と課題」についての講演が行われ、協同組合の役割について解説されます。また、生活困窮者自立支援ネットワークの代表理事である奥田知志氏からは、自立支援現場の視点から見た課題について話が聞けます。
その他にも、ワーカーズ・コレクティブネットワークジャパンやワーカーズコープ連合会からの報告もあり、パネルディスカッションが行われる予定です。これにより、協同組合の役割やその重要性についての理解が深まることでしょう。
参加方法について
イベントへの参加には、事前に申込みが必要です。オンライン参加の場合は、締切が5月12日(月)に設定されています。また、会場参加者については定員に限りがあるため、早めの申し込みが推奨されています。申し込まれた方には、後日オンライン会議のURLや資料がメールで届く予定です。
今後のシンポジウムの計画
今回のシンポジウムは、協同組合に対する理解を深めるだけでなく、SDGsの達成に向けた具体的な取り組みをフィーチャーするものです。2025国際協同組合年全国実行委員会では、今後も様々なテーマでシンポジウムを開催する予定で、今後のテーマには国際協力や環境負荷の低減、食料安全保障、地域づくりなどが挙げられています。
協同組合は、我々の身近な存在であり、その活動は私たちの社会に大きな影響を与えています。ディーセント・ワークの実現には、協同組合がどのように寄与できるのか、ぜひこの機会に深く考えてみてはいかがでしょうか。参加を通じて、共に考え、学ぶ時間にしていただければと思います。