つくば市職員262名が参加したTENHOの生成AI研修
2025年8月26日、27日、茨城県つくば市役所にて、株式会社TENHOによる生成AI研修が開催されました。これは、市職員をメインターゲットにした研修で、262名が参加しました。REUS INVESTも特筆すべき点は、基盤となる「exaBase 生成AI for 自治体」のツールを使用し、実践的な学びを提供したことです。
研修の背景と目的
つくば市は、現代の行政サービスの進化に応えるべく、生成AIの活用を促進しています。文書作成や住民への情報提供など、幅広い業務において生成AIが活用可能とはいえ、その導入に際しては、職員自身がツールを使いこなす必要があります。
こうした背景から、職員がAIを実際に触れ、使えるようになることが目的の研修が実施されました。参加者は、基本的な操作方法から実際の業務への適用方法まで幅広く学び、生成AIの利用推進に向けた第一歩を踏み出しました。
研修の詳細
研修は2日間にわたって行われ、各日4セッションを展開。1日目は主事を対象とした内容、2日目は希望者向けのプログラムでした。
- - 開催日: 2025年8月26日・27日
- - 会場: つくば市役所
- - 参加者数: 262名(主事129名、希望者133名)
- - 実施コマ数: 8コマ(各80分)
- - 使用ツール: exaBase 生成AI for 自治体
研修内容には、生成AIに関する基礎知識の紹介、デモンストレーション、個人演習、質疑応答が含まれていました。
研修内容の特徴
特に注目すべきは、職員が安心して生成AIを利用できるよう、基本知識の習得と実際の操作体験が組み合わされている点です。最初に生成AIの概要説明があり、続いて「プロンプト作成のテクニック6選」を通じて、どのように指示を出すかを身につけることができました。
演習では観光向けの広報文作成を題材に、受講者は生成AIの使い方を実践し、その結果がどのように変わるかを体感しました。このような実践的なアプローチが、研修の効果を高めたと言えるでしょう。
参加者の声
研修を受けた参加者243名のアンケート結果では、満足度の平均が4.34点と高評価を得ました。また、参加者の約95%が「今後AIを活用する機会が増える」と回答するなど、期待が高まっています。参加者からは、「プロンプトの基礎を学べた」「業務に即した内容で理解が深まった」といった感想が寄せられました。
成果と今後の展望
今回の研修を通じて、職員が生成AIの必要性や活用方法を理解し、自信を持って業務に取り入れるきっかけとなりました。今後は、より応用的な事例まで学べるプログラムへと進化させていくことが期待されます。TENHOは、つくば市のニーズに応じてさらなる支援を行い、他の自治体にもこのモデルケースを広めていく方針です。
会社概要
株式会社TENHOは、生成AI導入支援やアプリケーション開発を行っており、AI人材の育成に力を入れています。こうした取り組みが、日本全国の自治体・公共機関の業務効率化や住民サービス向上に寄与することを目指しています。