経理業務の革新
2020-10-06 10:30:01

ファーストアカウンティングが新型AI連携で経理業務を革新

経理業務の新たな扉を開く Remota の登場



2020年4月、ファーストアカウンティングが新型コロナウイルスの影響を受け、経理業務専用のAI Cloudサービス「Remota」を市場に投入しました。この新サービスは、経理業務を効率化するために設計されており、特にリモートワークのシフトが求められる中で、多くの企業がその利便性を実感しています。

Remotaの機能と利点



「Remota」は、AI-OCR(光学文字認識)技術を駆使して、請求書や証憑を自動で読み取ることが可能です。この技術により、経理業務の一連のプロセスが自動化され、業務効率が飛躍的に向上します。特に、従来の紙ベースの請求書管理は、入力や保管に多くの時間とコストがかかっていましたが、「Remota」の導入でそうした課題を解決します。

Concur Invoiceとの連携



新たに「Remota」は、SAP Concurの請求書管理クラウド「Concur Invoice」とのデータ連携を実現しました。この連携により、経理部門はテレワークでの作業をよりスムーズに行えるようになりました。業務の定型化とデジタル化が進むことで、経理担当者は戦略的な業務に集中できる時間が増えます。

連携プロセスの流れ



具体的な連携プロセスは次の通りです。まず、「Remota」はPDF形式の請求書が添付されたメールを受信し、AIが請求書情報(日時、金額、発行企業名、発行元口座情報など)を読み取ります。紙の請求書の場合でも、スキャンしたPDFをクラウドストレージにアップロードすることで同様の処理が行われます。

次に、読み取ったデータに対して17項目の確認作業が実施されます。この過程で、データ整合性がチェックされ、その結果が「Remota」に表示されます。誤りや確認が必要な請求書は、画面上に一覧で表示され、必要に応じて修正ができます。

修正後、データが整理されると、「Concur Invoice」へ自動的にデータが送信され、APIを通じてデータ入力が実施されます。エクスポートボタンを押すだけで、請求書画像も併せて連携されるため、経理作業にかかる手間が大幅に削減されます。

ファーストアカウンティングとその展望



ファーストアカウンティングは、経理業務の効率化を目指し、AIプラットフォーム「Robota」シリーズを展開しています。「Remota」はその一環として、深層学習に基づいたAIを駆使し、経理特有の証憑の形式を学習し、読み取り精度を95%以上に高めています。これにより、確認作業を最大70%削減し、経理業務の効率を飛躍的に向上させると同時に、人員の戦略的な活用が期待されています。

結論



「Remota」と「Concur Invoice」の連携により、これからの経理業務がどのように変わっていくのか、非常に楽しみです。特に、リモートワークが普及する現代において、こうしたサービスの存在は企業にとって大きな助けとなるでしょう。

ファーストアカウンティングや「Remota」に興味がある方は、公式ウェブサイトをチェックしてみてください。今後のリリースにも期待が寄せられています。

会社情報

会社名
ファーストアカウンティング株式会社
住所
東京都港区芝公園2-4-1芝パークビルA館 3階
電話番号

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