株式会社ファーストブレスが提供する医療DX支援システムの新機能

株式会社ファーストブレスの新しい一歩

株式会社ファーストブレスは、北海道札幌市に拠点を置くヘルステック企業で、医療分野における地域連携部門システムの専門家として知られています。その実績は20年以上にわたるもので、現在は200以上の医療機関に自社開発のシステムを導入しています。

2025年9月末より、彼らは新たに「診療情報提供書作成システム」を地域連携部門システム「firstpass」のオプションとして提供開始します。このシステムは、国が推進している「全国医療情報プラットフォーム」に対応し、電子カルテ情報の共有を可能にします。

医療DXの重要性と国の取り組み

医療DX（デジタルトランスフォーメーション）は、保健、医療、介護の各段階で発生する情報やデータを整理し、効率的な管理と運用を目指す取り組みです。国は医療DXを進めることで、国民の健康促進や医療サービスの質の向上を図っています。具体的には、以下の五つの目標があります：

1. 国民の健康増進の促進
2. より質の高い医療の効率的な提供
3. 医療機関の業務効率化
4. システム人材の有効利用
5. 医療情報の二次利用の環境整備

これらの目標は、地域医療を支えるために欠かせない要素となります。

FHIR規格の導入

株式会社ファーストブレスは、システム統合のための次世代標準規格であるFHIR（Fast Healthcare Interoperability Resources）を採用することにより、医療情報交換の簡素化と効率化を図ります。この規格により、異なるシステム間でもスムーズにデータのやり取りが可能となり、業務の合理化が進むと考えられています。