実績記録票機能
2024-08-01 10:31:03

VISH株式会社が「コノベル」に新機能追加 障がい児福祉サービスの実績管理が楽に

VISH株式会社が新機能を追加



愛知県名古屋市に本社を置くVISH株式会社は、児童発達支援と放課後等デイサービス向けに開発したクラウドサービス「コノベル」に、「実績記録票機能」を追加したと発表しました。この新機能は、障がいを持つ子どもたちへの支援を行う現場において、実績記録の作成や管理をサポートし、その負担を軽減することを目的としています。

実績記録票とは何か?



「実績記録票」とは、児童発達支援および放課後等デイサービスにおいて、サービスの提供実績を記録し管理するための書類のことです。施設の運営において、この記録票の保管や管理が義務付けられています。具体的には、サービスの利用日毎に保護者の確認を得る必要があり、職員は支援活動後に保護者に確認作業を行わなければなりません。

これまでの療育現場では、実績記録票の作成や保護者確認は主に紙媒体で行われており、個々の子どもに対して必要な書類を印刷して準備する手間がかかりました。また、職員は保護者と直接会う必要があり、その時間を確保することが難しいという問題もありました。

新機能の開発背景



全国で約30,000施設を超える児童発達支援や放課後等デイサービスが設置され、子どもたちの療育の必要性が社会的に認知されてきました。しかし、施設数の増加と共に、職員の負担は増大する一方です。業務の煩雑さが増し、支援活動の時間が削られてしまうのが現状です。

このような状況を踏まえ、コノベルでは専用アプリを通じて、実績記録票のデジタル化を実現しました。この取り組みにより、職員と保護者の負担を軽減し、効率的な業務運営が可能になります。

実績記録票機能の特長



新しく搭載された「実績記録票機能」には、以下のような特徴があります。

1. 実績記録票の作成
- 児童発達支援や放課後等デイサービスに特化した記録票をスムーズに作成できます。保護者からの連絡がアプリに反映されることで、自動的に利用実績が生成されるため、集計作業も簡単です。

2. 保護者確認のデジタル化
- 従来の紙ベースから、専用アプリを利用した保護者確認へと移行することで、職員と保護者両方の負担が軽減され、ペーパーレス化も実現可能です。

3. 帳票出力機能
- 作成した実績記録票はPDF形式で簡単に出力でき、国保連請求時にも必要な帳票が手軽に準備できます。

4. アラート機能
- 実績登録や保護者確認の漏れを見逃さないアラートを表示することで、手動によるミスを減少させることができます。これにより、職員の負担も大幅に軽減されます。

「コノベル」とは?



「コノベル」は、利用者情報管理に特化したクラウドサービスで、職員と保護者間の連絡をデジタル化し、職員の働き方改革をサポートします。また、2024年8月1日現在、約500以上の障がい児療育施設で業務負担軽減が実現されています。さらに「子どもを関わる人全てに笑顔とゆとりを」をテーマに、2023年9月から無償支援プランも提供し、より多くの施設を支援しています。

今後も「コノベル」を通じて、障がいの有無に関わらず、すべての子どもたちのための環境づくりに努めていくことでしょう。これからの展開にも期待が寄せられます。


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