山梨県とeiicon、地域活性化に向けたオープンイノベーションプログラムで4社を採択
山梨県と、オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を運営する株式会社eiiconは、2024年度のオープンイノベーションプログラム『STARTUP YAMANASHI OPEN INNOVATION PROGRAM 2024』において、4社のパートナー企業を選定しました。このプログラムは、山梨県内企業と全国のスタートアップ企業の連携による新規事業創出や技術革新を促進することを目的としています。
2024年11月15日には、山梨県立図書館で選定されたパートナー企業と県内企業が一堂に会し、ワークショップが開催されました。ワークショップでは、採択されたアイデアのブラッシュアップを行い、今後の事業化に向けた準備が進められました。
採択された4社の革新的な取り組み
採択された4社は、それぞれ独自の技術やアイデアで、山梨県内企業の課題解決に挑みます。
株式会社キャリアサバイバル: AIを活用した警備ノウハウの可視化による教育・人材育成の革新(ホスト企業:甲府ビルサービス株式会社)
株式会社フツパー: AIによるジュエリーの検品自動化と品質管理の向上(ホスト企業:株式会社光・彩)
株式会社システム計画研究所: 独自AI技術を用いたダイボンダ装置の検査機能性能向上(ホスト企業:ファスフォードテクノロジ株式会社)
株式会社GATARI: 触覚・視覚提示技術と音声XRを活用したバリアフリーデバイスの開発(ホスト企業:シチズン電子株式会社)
これらの取り組みは、AIやIoTなどの最新技術を活用し、それぞれの業界に革新をもたらす可能性を秘めています。特に、AIを活用した自動化技術は、人手不足や生産性向上といった課題を抱える多くの企業にとって、大きなメリットをもたらすでしょう。
今後の展開と期待
今後、eiiconは、インキュベーション期間を通して各パートナー企業を伴走支援し、2025年3月には成果発表会(DEMODAY)を開催予定です。
このプログラムは、山梨県におけるオープンイノベーションの促進だけでなく、地域経済の活性化、雇用創出にも大きく貢献することが期待されています。リニア中央新幹線の開通を控え、大きく変化しようとしている山梨県の未来を担う、重要な取り組みと言えるでしょう。
eiiconと山梨県の取り組み
eiiconは、山梨県から「共創促進事業業務」を受託し、本プログラムの企画・設計・運用からPR戦略までを担っています。これは、eiiconが持つオープンイノベーション支援のノウハウと山梨県の地域活性化への強い意志が合致した結果と言えるでしょう。
eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営をはじめ、企業の新規事業創出支援など幅広く事業展開しています。その実績と経験を活かし、本プログラムの成功に大きく貢献することが期待されます。
まとめ
『STARTUP YAMANASHI OPEN INNOVATION PROGRAM 2024』は、山梨県の地域活性化に向けた重要な一歩となるでしょう。選定された4社の革新的な取り組みが、地域経済にどのような変化をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。