日本における外国籍の子供たちの増加は、教育現場に新しいチャレンジをもたらしています。文部科学省の調査によると、2018年度には日本国内で日本語指導を必要とする子供たちが5万人を超え、過去10年間でその数は1.5倍にも達しました。この現象は、少子化が進む日本において特に注目されるべきテーマです。
2024年8月20日、オンラインで開催されるウェビナーでは、この問題を深く考察します。登壇者には、行知学園の代表である楊舸氏と、昨年度までさいたま市の教育長を務めた細田眞由美氏が揃い、クロストークセッションを通じてさまざまな意見や洞察が交わされます。
このウェビナーは、教育機関や企業の人材育成に関心のある方々にとって、非常に有益な機会となるでしょう。特に、日本語教育や教員試験に興味がある方、小中高等学校や専門学校などの教育関係者、さらには企業での研修を担当する方々におすすめです。
ウェビナーはZoomを利用して行われ、参加者は事前にアプリをダウンロード・登録しておくことを推奨されています。そのため、スムーズにセッションに参加できるよう準備しておくのが良いでしょう。
ウェビナーのプログラムは以下の通りです:
- - 19:00~19:10:楊舸氏による講演「教育現場の現状と対策 日本語ができない子供たちに関する最新事情」
- - 19:10~19:45:クロストーク「日本語ができない児童生徒がクラスに10人入ってきたら?」
- - 19:45~20:00:リスキリング事業紹介
- - 20:00~20:30:質疑応答
ウェビナーでは、参加者からの質問も受け付けられますが、すべての質問に回答できない可能性があるため、予めご了承ください。このセッションを通じて、参加者は外国籍の子供たちに対して教育現場がどのように対応すべきか、またどのような環境を目指すべきかを真剣に考えるきっかけを得られることでしょう。
日本語教師が2024年4月から国家資格化されることが決まっている中、教育現場における外国籍児童生徒の受け入れ態勢が整備されつつあることは嬉しいニュースです。しかし、実際の受け入れに際しては多くの課題が残されており、教育機関などの関係者に求められる活動が増えています。子供たちの教育をみんなで考え、支え合う環境が急務となっています。このウェビナーは、その第一歩となることでしょう。