ハイドロヴィーナスが受賞!
2024-09-22 13:25:37

岡山大学発ベンチャー企業ハイドロヴィーナスがNEDO賞受賞!次世代の水力発電が期待される

2024年9月12日、大阪で行われたスタートアップ支援イベント「U-START UP KANSAI 2024」にて、岡山大学発のベンチャー企業、株式会社ハイドロヴィーナスがNEDO賞を受賞しました。このイベントは、大学発のスタートアップを支援することを目的としており、岡山大学は社会に貢献する先進的な技術を持つ企業を育成しています。

ハイドロヴィーナスは、水力発電技術に革新をもたらす「Hydro-VENUS」を開発した企業です。この発電機は、特に従来の潮流発電と異なる方式を採用しており、プロペラを使用せず、水の流れを利用して半円柱型の振り子を振動させることによって電気を生成します。このアプローチにより、製造コストを削減し、維持管理が容易になり、持続可能なエネルギー供給が実現可能となっています。

受賞者の代表、上田剛慈氏は、NEDO賞受賞の意義について「私たちの技術は、身近な水環境をエネルギーと通信インフラに変えるポテンシャルを秘めています。今回の受賞は、我々の事業拡大に向けた大きな一歩です」と語っています。また、上田氏は、今後も岡山大学との連携を強化し、さらなる技術開発を進めていく意向を示しました。

今、同社が注目されているのは「治水DXソリューション」。これは、電源の供給が困難な河川や水路にセンシング通信ネットワークを設置し、AIを活用してデータを収集・分析する取り組みです。これにより、洪水予測や日常の管理に役立ち、より安全な水環境を実現することが期待されています。

岡山大学は地域中核・特色ある研究大学として、今後もスタートアップ支援の推進と共に、イノベーション創出に力を入れていく方針です。是非、岡山大学およびハイドロヴィーナスのさらなる成果にご期待ください。

また、岡山大学ではスタートアップ・ベンチャー創出本部が設置されており、技術の事業化に向けたアドバイスや経営相談など様々な支援を行っています。特に起業に興味のある教職員や学生は、ぜひこの機会に相談してみてはいかがでしょうか。私たちの持つ技術が未来の社会を形成する一助となることを期待してやみません。

授賞式の模様や上田代表のプレゼンテーションも注目されており、次世代の水力発電技術がどのように進化するのか、多くの人々が興味を持っています。岡山大学の広報誌「いちょう並木」でも、ハイドロヴィーナスの特集が組まれていますので、そちらも合わせてチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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