ファーメンステーションの革新
2025-07-09 15:26:59

ファーメンステーションがPwC財団助成事業に採択、持続可能な食料システム革新を目指す

ファーメンステーションがPwC財団助成事業に採択されました!



千葉県船橋市に本社を構える株式会社ファーメンステーションは、未利用資源を再利用し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをしているスタートアップ企業です。この度、同社は『公益財団法人PwC財団助成事業2025年度春期環境(食料システム)』に採択されました。これにより、未利用バイオマスを活用した発酵産物のデータベースを構築し、持続可能な食料システムの革新を推進することを目指しています。

バイオマスの活用が未来の鍵



昨今、世界的に人口が爆発的に増加しており、それに伴って食糧需要は深刻な問題となっています。現状、約40%もの食料が廃棄され、その結果、温室効果ガスの排出量の約10%を食品廃棄物が占めていると言われています。こうした問題を解決するために、ファーメンステーションは未利用バイオマスの発酵技術を駆使して、その有用性を示し、社会実装を加速することを計画しています。

発酵アップサイクル技術プラットフォーム



同社の強みは、独自に開発した発酵技術プラットフォームです。このプラットフォームでは、非遺伝子組換えの微生物を用いることで、今までの香料では得られなかった新たなフレーバー成分や機能性素材を創出できるのです。具体的には、難分解性のバイオマスにおいても対応できる酵素処理技術を用いており、これにより食品ロスの削減や環境負荷の軽減を図っています。

「発酵産物データベース」の構築



本助成事業では、未利用バイオマスを収集し、発酵し、その成分分析データを集める『発酵産物データベース』の構築が進められる予定です。このデータベースは他企業との共同研究に活用され、食品業界全体のアップサイクル推進に寄与します。また、将来的にはAI解析を取り入れることで、食品原料供給の効率化を図るシステムの構築も視野に入れています。

責任あるビジネスとコミュニティへの貢献



ファーメンステーションは、地域循環型社会の形成にも取り組んでおり、発酵副産物を効果的に利用して廃棄物を極限まで少なくする循環的なモデルを構築しています。また、B Corp認証を取得しており、経済産業省からも『J-Startup』や『J-Startup Impact』として選定されています。これにより、地域社会や環境への貢献を強化し、持続可能なビジネスを実現しています。

まとめ



今回の助成事業を通じて、ファーメンステーションは未利用バイオマスの活用を広げ、持続可能で革新的な食料システムの構築に向けて尽力します。地球環境保護と食糧問題への効果的な解決策を目指す同社の取り組みに、今後も注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社ファーメンステーション
住所
千葉県船橋市北本町1-17-25
電話番号

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