食でつながる未来を探求する辻󠄀調理師専門学校の学生たち
食のプロを育成する辻󠄀調理師専門学校は、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」で行われた様々なイベントに参加し、学生たちが料理やお菓子を通じて「食の力」を体感しました。今回はその活動内容について詳しくご紹介します。
大阪ヘルスケアパビリオンでの新しいレシピ提案
本校の学生たちは、「知る、味わう、未来のレシピ」というテーマで、スーパーフードである「大豆」を使った料理やお菓子を提案しました。このイベントは、学校内で行われた「2050年の食卓メニューを提案する料理コンテスト」から選ばれた作品を元にしており、学生たちは全14日間に渡って56回の調理デモンストレーションを行い、約1,700食を提供しました。
- - 料理の一例: 大阪風ビーガンお茶漬け定食は、まるでたこ焼きのような見た目で多くのお客様に驚きと喜びを提供しました。
- - 特別な菓子: 輝く大豆マカロンも好評で、万博関連の「ドーンdeキラリフェスティバル」では1,000個が提供されるなど、その人気の高さが伺えます。
学生たちは、味だけでなく、見た目や健康を意識した料理を提案し、未来の食文化を担う一員としての責任を感じる貴重な機会となりました。
米粉を使った料理・お菓子コンテストに挑戦
また、食博覧会の一環として、「米粉」をテーマにした料理・お菓子コンテストにも多くの学生が参加し、その結果、優秀な作品が選ばれました。入賞した8作品は、ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」にて表彰され、大きな達成感を得ることができました。
大賞を受賞した2作品は、いずれも個性的な名称が付けられており、「八重の米花」と「春香る~ずんだクレープ」といった斬新なアイデアが評価されました。
学生とロボットの協働による調理体験
本校では、エア・ウォーター株式会社との共同企画としてロボットと人間の協働による「ミライの調理」イベントを実施。学生たちは、実習室から遠隔操作でロボットを動かし、万博会場のデモキッチンでジェラートを製造しました。この挑戦は、未来の調理スタイルを垣間見せるものであり、学生たちにとって新たな学びの場となりました。
留学生との共創イベント
さらに、「大阪で紡ぐ未来~留学生と共創する持続可能な社会~」をテーマにしたトークイベントにも参加し、調理技術マネジメント学科の韓国出身留学生が登壇しました。彼女は、日本での学びについての思いや、異文化交流の重要性を語り、他の留学生たちと共に貴重な意見交換を行いました。
最後に
4月13日にスタートした大阪・関西万博も残すところあと2週間。本校の学生たちは、多様なバックグラウンドを持つ国内外のお客様との交流を通じて、学びを深めました。この経験を活かし、将来、食の未来を担うプロフェッショナルとして活躍してくれることが期待されます。