広島の特別上映会
2025-08-21 13:17:15

広島の原爆体験を伝える特別上映会が開催される

広島では、2025年8月15日から17日の3日間、「テレビが記録したヒロシマ」と題したNHK広島放送局及び民放4局が共同で制作した核・平和関連の番組上映会が行われました。このイベントは、被爆70年を迎えた2015年に始まり、今年で9回目を迎えます。

今回の上映会では、18作品が展示され、特に注目を浴びたのは、TSSが制作した報道特別番組『アイ アム アトミックボム サバイバー~小倉桂子が伝え続ける理由~』です。この番組は、勇気を持って被爆体験を語る小倉桂子さんに焦点を当て、その重要性について敏腕記者の石井百恵氏が自ら解説を行いました。

上映会が開かれた数日間は、広島への訪問者が増え、外国人観光客も含め、多くの来場者が英語字幕付きの番組を熱心に視聴しました。特に、解説付きの上映が行われた8月16日と17日には、最も多くの来場者が来場し、全体で1465名の来場者のうち、166名がこの特別解説会に参加しました。その中で、参加者は戦争や原爆について多くのことを考える機会を得たと感想を述べており、特に「戦争の記憶が薄れていく中で、実際の体験者の言葉が持つ重みを再確認した」との意見が多く寄せられました。

また、今年初めて横浜市にある放送ライブラリーでも同時上映会が行われ、196名が来場しました。広島会場からの解説がオンライン中継され、関東地方に住む方々も広島の制作陣の話を直接聞く貴重なチャンスとなり、非常に好評を博しました。来場者からは、「もっと多くの人に見てもらいたい」との声もあり、この強い願いもある中で、戦後80年・被爆80年という節目に、過去の出来事についての意識を持つ人々が増えていることを実感する上映会となりました。

放送ライブラリーは、日本唯一の放送番組専門のアーカイブ施設であり、約4万本のテレビ・ラジオ番組やCMを無料で公開しています。展示やセミナーを通じて、放送文化の理解を深める活動を行っています。

これからも、このような上映会を通じて、原爆の記憶とそれにまつわるストーリーが受け継がれていくことを期待します。次回のイベントには、さらに多くの参加者が集まり、貴重な歴史を深く考える機会が提供されることを願っています。

【この記事のお問合せ先】
TSS テレビ新広島 〒734-8585 広島県広島市南区出汐2-3-19
TEL:(082)256-2117
TSS アーカイブプロジェクト事務局 (担当:編成部 吉村)


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株式会社テレビ新広島
住所
広島県広島市南区出汐2-3-19
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