地域の復興をサポートする新システム
株式会社リアルグローブが、令和6年8月に発生した台風10号による被害を受けた地域に向けて、情報共有システム「REPORT&SHARE」を無償で提供することとなりました。このシステムは、スマートフォンを活用し、被災状況をリアルタイムで報告・共有することを目的としています。特に、被災した地域の自治体にとって、迅速な情報収集が復旧作業のキーとなるでしょう。
REPORT&SHAREの特徴
「REPORT&SHARE」は、スマートフォンを利用して、被災地のさまざまな状況を簡単に写真とともに地図上に投稿できる機能があります。これにより、現場からの直接的な情報がリアルタイムで収集され、復興活動に役立ちます。登録された情報は、キーワードで簡単に検索でき、帳票作成も容易であるため、復旧作業の効率化に大いに寄与します。
対象となる災害状況
このシステムを使用することで、以下のような被災状況に関する情報収集がスムーズになります。
- - 自宅や公共施設の損壊状況
- - 道路の寸断やがけ崩れ
- - ライフライン(電気、ガス、水道など)の復旧依頼
過去の実績
「REPORT&SHARE」は、令和2年の豪雨災害などでも活用されており、多くの自治体や提携先企業がこのシステムを導入することで、被災地の情報収集の効率を高めてきました。例えば、中山間部での1000件を超える災害情報の収集が、このシステムによって実現した事例もあります。
利用方法
「REPORT&SHARE」の利用方法は簡単で、ユーザーは地図上で投稿したい位置を指定し、必要な情報を入力するだけです。写真や動画は、その場で撮影することも可能で、直感的に操作できます。このシステムは、公共機関やボランティア団体など、復旧活動に関与する全ての人々に役立つツールです。
無償提供プログラム
このプログラムは、復旧に関わる公共機関や被災地の企業、ボランティア団体を対象としており、2024年8月まで無償で利用可能とされています。問い合わせは、公式サイトの専用フォームから行うことができます。
現場情報投稿システムについて
「REPORT&SHARE」は、EDAC監修の下で開発され、ドローンなどから取得した情報を地図上で集約し、災害対応業務の支援と効率化を図るために設計されています。昨今の災害時において、災害状況を素早く把握するための重要なツールとなるでしょう。これにより、より効果的な復興支援が行えるよう努めています。