次世代ブロックチェーンと法律事務所の連携
次世代のブロックチェーンプラットフォーム「IOST」と法律事務所「ZeLo」が、ブロックチェーンビジネスにおいて戦略的なパートナーシップを締結しました。これは業界にとって一大事です。
IOSTの背景
IOST(Internet of Services Token)は、2019年2月にメインネットを立ち上げたブロックチェーンのプラットフォームです。このプラットフォームでは、エバーシステム株式会社が開発したDappゲーム「IOST版クリプトニンジャ」など、日本からも多くのサービスがリリースされています。特に、JavaScript言語への対応があり、多くの日本の開発者がIOSTスマートコントラクトを利用して活動しています。最近では、複数のプロジェクトが進行中であり、ブロックチェーン技術を用いた新たなサービスの登場が期待されています。
さらに、今年5月には資金決済法と金融商品取引法の改正が成立し、開発者たちは新しい技術と規制に適応する必要があると認識されています。このような背景の中で、IOSTは法律事務所ZeLoとの連携を発表しました。
パートナーシップの概要
ZeLoがIOSTのエコシステムに参加することで、法律面からのサポートが強化されます。具体的には、プロダクト開発において法律に準拠したアドバイスを提供し、加盟する「パートナー」ノードとしての役割を果たすことになります。
世界中で300以上のノードが存在し、日本初となる法務専門のノードとして、ZeLoの参加は独自の意義を持ちます。この提携によって、日本国内でのブロックチェーン技術を活用した製品開発が進むでしょう。
パートナーシップの意義
ブロックチェーン技術は、分散型の信頼を構築するための新たな手段を提供しますが、法律の理解が不可欠です。ZeLoは、企業法務における革新的なリーガルサービスを提供し、ブロックチェーンの発展を法的にサポートすることを目指しています。IOSTとのコラボレーションは、ブロックチェーン技術を用いた製品が法令に従った形で開発されることを保証する役割を果たします。これにより、新たなビジネスチャンスが生まれることが期待されています。
ZeLoの概要
ZeLoは、企業法務に特化した法律事務所で、東京都千代田区内幸町に位置しています。2017年に設立されたこの事務所は、革新を追求しつつ、公正な社会の実現を目指しています。代表弁護士の小笠原匡隆氏は、豊かな知識と経験を持っており、ブロックチェーン分野での理解も深いです。詳しい情報は公式サイト(
ZeLo公式サイト)をご覧ください。
IOSTの概要
IOSTは、高速トランザクション処理(TPS)を実現可能にするコンセンサスメカニズム「Proof-of-Believability」を採用した非営利財団です。シンガポールに本拠を置き、2018年に設立されました。その後、メインネットの立ち上げから短期間で多くのDappが開発され、活発なエコシステムが形成されています。IOSTの詳細については公式サイト(
IOST公式サイト)で確認できます。
今後もIOSTとZeLoの協力によって、日本におけるブロックチェーン技術の発展が進むことに期待が寄せられています。