廃棄物リサイクル実験
2024-09-02 15:51:02

廃棄物のリサイクルに新たな挑戦、サカタインクスとダイセキの実証実験

廃棄物のリサイクルに新たな挑戦



サカタインクス株式会社は、印刷関連業界の廃棄物を再資源化するために、株式会社ダイセキとともに実証実験を実施しています。この取り組みは、廃棄物を効率的に資源として利用し、環境への負担を軽減することを目的としています。

実証実験の背景



この実証実験は、サカタインクスが展開する国内4つの工場で進められており、さまざまな廃棄物のリサイクル可能性を探るためのものです。実験の第一弾では金属スクラップについての取り組みが発表されましたが、今回は第二弾として廃インキや廃液のリサイクルに焦点を当てています。特に、ダイセキは産業廃棄物処理において60年以上の実績を持ち、高度な技術力を有していることから、今回の共同実施が実現しました。

具体的な取り組み内容



実証実験では、大阪工場で発生する廃グラビアインキをダイセキが回収し、エマルジョン化したものをセメント会社が石炭代替燃料として利用する計画です。この方法は廃棄物の有効利用として成功が期待されています。また、サカタインクスのオリジナルブランド「ボタニカルインキ」は植物由来成分を使用しており、燃料として使用することでカーボンニュートラルの観点からも有効性が高いとされています。

環境面と経済面でのメリット



サカタインクスは、実証実験を通じて得られたデータを基に、環境に優しい埋立処理から脱却し、実際に廃棄物を資源として再利用できる体制の確立を目指しています。また、今後は他の工場でも同様の取り組みを展開し、より多くの廃棄物をリサイクルする計画です。

リサイクルパートナーの募集



現在、サカタインクスでは、リサイクルに関心を持つパートナーを募集しています。興味のある方は、連絡をすることで協力し合う機会が得られます。

対象とする廃棄物



具体的に、再資源化の対象となる廃棄物には、プラスチックや金属、老朽化した生産設備などが含まれます。特にプラスチックはさまざまな形態が対象とされ、環境問題に配慮した取り組みが進んでいます。

企業情報



サカタインクス株式会社


サカタインクスは1896年に設立され、世界20カ国以上で印刷インキの販売を行う企業で、環境配慮に基づく製品開発に取り組んでいます。
公式サイト

株式会社ダイセキ


ダイセキグループは、産業廃棄物のリサイクルを手掛け、全体でのシェアを持つ企業群です。
公式サイト

未来への展望



サカタインクスは、廃棄物の再資源化を進めることで印刷業界のゼロエミッションを実現することを目指しています。実証実験の成果をもとに、廃棄物回収と資源再生に向けた今後の展開に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
サカタインクス株式会社
住所
東京都文京区後楽1-4-25日教販ビル
電話番号
03-5689-6601

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